【FXテクニカル】ユーロ円
12月以降、ユーロを下支えしてきたサポートラインを一時的にせよブレイクしたことから、一度調整売りの展開になる可能性が出ている。
目先の上値ポイントは、111.60台が浮上する。111.64(日足の一目均衡表/基準線)、111.65(108.35-114.95の50.00%戻し)とレジスタンスポイントが重なっているため注目したい。このレベルを突破すれば、112.00のラインを超えることができるかどうかが焦点となりそうだ。
ただ、超えたとしても1時間足チャート上の112.19(110.49-114.95の38.20%戻し 1時間足)が引き続きレジスタンスポイントとしてユーロの上値を抑え続ける可能性もある。更に、112.50手前にある112.42(日足/ボリンジャーバンド MA21 σ2.0)と112.43(1時間足/108.35-114.95の61.80%戻し)の存在も考えるなら、112.00超えた後は、いつでもロングポジションを手仕舞う準備を整えておいた方が良いだろう。
一方、下値ポイントは111.00割れが焦点となりそうだ。すぐ下のレベルには、ボリンジャーバンド(MA21 σ2.0)の中心線も位置しており、ユーロの反転ポイントとして押さえておきたい。
なお、ユーロ円への影響が強いユーロドルの動向だが、目先の下値ポイント1.3200をなんとか維持しているもののブレイクした場合は1.31ミドルレベルでストップ優勢との観測が市場であり、ヒットした場合、ユーロ円ではボリンジャーバンドの中心線をブレイクする可能性も出てくる。そのような展開となれば、110.74(日足の一目均衡表/雲の下限)を破り、110.49(12月10日安値)レベルまでユーロ売りが走る可能性も出てくるため、ユーロドルの動向にも目を配っておきたい。