【FXテクニカル】ドル円
82.50をブレイクするもそれ以上円高へ走らなかったことから、市場ではドル買い安心感が再び強まりつつある。また、ドルの上値を抑える可能性のあった83.00レベルを一気に突破したことで日足では大きな陽線が出現したことからも、ドルの地合いの強さが感じられる。
本日は、83円ミドルレベルを超えると上値が重くなっている点に注目し、82.50-83.50を中心レンジと考え、84.00、82.00のどちらを試しに行くかを探ることが重要になろう。もちろんドルの地合いの強さを考えれば、前者の84.00を先に試す可能性が強まっている。 ただ、昨日はフィボナッチ61.80%(83.62)レベルが意識され、83.66で反落し、83.85(11月23日高値、米雇用統計発表前の直近高値)にも届かなかった点に注意するなら、11月のようなドル高一辺倒とはなり難いか。
上記2つ(83.60台、83.85)のレジスタンスポイントを突破した場合は、いよいよ84.00トライが視野に入るが、上値が抑えられるようだと、ボックスレンジの下限82.50を再び目指す展開となってもおかしくはないだろう。
ただ、その場合でもすぐ下の82.34(12月7日安値)と共にサポートゾーンを形成する可能性がある。間には日足ベースでの一目均衡表/基準線82.48の存在もあり、ドルの下支え要因となるか注目される。やはり82.00を割れない限りは、ドル高基調は継続と考えたい。