【FXテクニカル】ドル円

81.00をブレイクしては、80.80台で反転する状況が続いている。ただ、下落基調のトレンドチャンネル内で推移しているところを見るとドル安基調は変わらず、本日も81.00ラインをブレイクした場合、どこまで下落するかが焦点となりそうだ。

まず注目したいのは、80.85(10月20日安値)でのダブルボトム形成だろう。ただ、80.89(10月14日安値)、80.88(10月15日安値)を付けた時は、長い下ヒゲを出しドルが買い戻されたが、今回はそのような状況が見られなかった。この点を考えた場合、更に下値を試す可能性がある。

80.85をブレイクした場合は、80.74レベル(ピボットS1)が浮上する。日銀の覚悟を探りながら、一歩一歩下値を試す状況となっていることから、80.80割れのこのポイントで一度ドルが買い戻されるか注目したい。

更にこの水準を下抜けた場合は、80.60レベルにあるトレンドチャンネル下限をブレイクするかが焦点となるか。80.50、ボットS2(80.41)レベルそして80.38レベル(エンベロープ下限)がすぐ下に位置しており、これらポイントがサポートゾーンを形成すれば、介入警戒感も合わさりドルを下支えする可能性はある。

ここまでのサポートポイントで反転すれば、81.00ライン、81.21(フィボナッチ23.60%戻し)と短期レジスタンスライン、そして81.50の順でレジスタンスポイントを考えたい。

逆に80円ミドルレベルをも下抜けた場合は、80.00割れリスクが台頭しよう。このライン割れではストップが観測されており、ヒットすれば79.75(1995年4月安値)も視野に入る可能性が高まる。

USD/JPY 1時間足