景気回復の兆しが見えない中、児童虐待の事件など暗い話続きの日本だが、そんな日本を明るくしたいと奮闘する人達がいる。今回は、日本ギャルママ協会の代表であるAKIさんと、セゾン投信代表取締役社長の中野晴啓さんに子育てとお金の観点から、日本を明るくするにはどうすればいいのか、対談形式でお話をうかがった。

写真左から日本ギャルママ協会の代表であるAKIさん、セゾン投信代表取締役社長の中野晴啓さん

「自分が楽しければ子供も楽しい! それが明るい日本を作ります」

中野 : AKIさんは日本ギャルママ協会を設立されて、テレビに出演されたり、さまざまなイベントを企画されたりと活躍中ですが、そもそもギャルママの定義って何ですか?

AKI : う~ん、これといった定義はないんですよね~。強いて言えば、自分なりのライフスタイルを確立していて、楽しんで生活をしている女性ということになるのかな。

中野 : 皆、AKIさんのようなファッションをしているとか?

AKI : いえいえ、そんなことはないですよ。ただギャルというと、何か派手なイメージがあると思うんですね。B系といって、黒人のようなイメージを前面に打ち出している人とか、ボヘミアン系といって民族衣装のようなファッションをしている人とか、まあ、ファッションの話題ばかりが先行してしまうんですが、今言ったように、自分の生活を楽しんでいる女性であれば、ファッションは別に関係ありません。だから、まあ、誰でも入会できます。

中野 : 失礼ながら……。入会されている方の年齢層って、どんな感じなんでしょうか。

AKI : 幅広いですよ。一番若い子で15歳。上は39歳ですね。

中野 : それは幅広い。でも、世間ではまだギャルママに対する偏見のようなものはありそうですよね。「子育てするようなファッションじゃない」なんてお叱りも出そうですが(笑)。

AKI : 確かに、子育て中のお母さんというと、自分のファッションを楽しむことの前に、まずは子育てに集中しなさい、なんて言われて、自分のことは二の次という方も多いと思うんだけど、きちっとやるべきことをやっていれば、自分のおしゃれを楽しむことも全然OKだと思います。……つづきを読む