三菱自動車は、オンロードSUV「アウトランダー」を一部改良、全グレードで燃費を向上し、2Lエンジン搭載4WDモデルではエコカー減税に対応した。価格は215万2000円~293万円。

アウトランダー 20G

アウトランダー ROADESTフロント部

今回の改良では、従来モデルから採用している「減速エネルギー回生システム(高効率発電制御)の制御を変更し、最適化を図ったほか、エンジン内部の摺動抵抗の低減や、2Lエンジン搭載車ではCVTの制御を最適化することで、全グレードの10・15モード燃料消費率をを0.2~0.6km/L向上した。これにより、2Lエンジン搭載の4WDモデルも2WDモデルと同じく、平成22年度燃費基準+25%を達成し、エコカー減税率が従来の50%から75%に変更された。なお、2010年7月15日から発売されている特別仕様車「ROADEST Limited Edition」も同様の改良が施される。

また、今回の改良ではグレード展開も見直され、「20E」グレードを廃止し、同グレードをベースに、スエード調ベロア&メッシュファブリックのシート生地、本革巻ステアリングホイールとシフトノブ、メッキパーキングブレーキレバーノブなおどを採用した「20M」を新たに設定した。また、「20MS」「ROADEST 20MS」グレードを廃止し、同グレードをベースにディスチャージヘッドライトや合成革貼りインテリア、キーレスオペレーションシステム、ロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムを採用した「20G」「ROADEST 20G」グレードを新たに設定した。また、「24G」グレードの5人乗りが廃止され、全グレードが7人乗りのみの設定となった。

そのほか、緊急ブレーキ時により大きなブレーキ力が得られるブレーキアシスト機構で、緊急ブレーキかどうかを従来より的確に検知できるペダル踏力、踏み込み速度感応型に変更したほか、フロントドア周りの遮音を改善、乗降時にポジションランプやヘッドライトを30秒間点灯するウェルカムライト、カミングホームライト機能を「20M」「ROADEST Limited Edition」に追加した。