マツダは、「マツダ プレマシー」をフルモデルチェンジし、2WD(FF)モデルの発売を開始した。「20S」「20E」には、アイドリングストップ機構「i-stop」を搭載する。価格は179万9000円~231万4000円。
新型プレマシーの開発コンセプトは「コンテンポラリー・スマート・チョイス~時代にあったスマートな選択~」。スタイリッシュデザインに、両側スライドドアを備え、多彩なシートアレンジが可能なフレキシブルな室内空間と、スムーズかつ上質で気持ちのいいスポーティな走行感覚、優れた燃費性能、家族や環境に優しいクルマとして開発したという。フルモデルチェンジに伴い、外観は自然界の水や風などの「流れ」の美しさに触発されたという「NAGARE」造形を用いたデザインとなり、Cd値0.30という空力性能を実現し、高速走行時の燃費性能や静粛性を向上した。
20S、20Eの2モデルには、アイドリングストップ機構「i-stop」を搭載した2L直噴エンジン「DISI」を採用、10・15モード燃費で16km/L(電動スライドドア装着車は15km/L)を実現したという。これにより、「環境対応車普及促進税制」により50~75%減税対象となるほか、「環境対応車普及促進対策費補助金」の支給対象となる。「i-sop」の採用は「アクセラ」「ビアンテ」に続き3モデル目。
両側スライドドアを採用し、最大7人乗りで横方向の空間にゆとりをもたせつつ、最小回転半径は5.3mと扱いやすくした。「6+One」パッケージコンセプトにより、7人目の乗車を可能にする「カラクリ7thシート」を2列目中央席に設け、センターアームレスト兼用の背もたれを回転させることで、1列目席から3列目席までのウォークスルーを可能にした。
安全性能では、ブレーキオーバーライドシステムを全車に採用し、横滑り防止装置「DSC」を20S、20Eに標準装備した。また、マツダの全方向衝撃吸収構造ボディ「MAGMA」を採用した。