ひまわり証券は、同社が販売しているシステムトレード用売買システムの週次運用成績(2010年3月15日~3月20日)を発表した。システムトレード用売買システムにとって利益を上げにくいとされる保ち合い相場が続く中、先物・FXの両部門とも共通して売買ルールが非常にシンプルであるというシステムが、ランキングの第1位を獲得している。
同社ではシステムトレード用売買システムとして、24本の先物対応システムと9本のFX対応システムを販売。先物・FX両方のシステムについて、それぞれ週次 / 月次 / 年次ランキングを公開している(FXは通貨別としてランキング14本を掲載)。
先物部門では、West Village Investment社開発の売買システム『東大Master』がいずれの取引においても利益をあげ、週次運用成績ランキングの1位と2位を獲得した。同システムはテクニカル指標を一切使用せず、海外指標の寄付値を利用した、たった1つの売買ルールによって成立。年次パフォーマンスにおいて、5年間の検証期間から2年以上のリアルトレードまで、安定的な利回りを実現しており、今日まで利益の上積みを続けているとのこと。
FX部門では、ユーロ / ドルを取引対象とするヘリオス社開発の売買システム『Lクラス リゲル』が週次運用成績ランキングの第1位を獲得。同システムは、先物部門第1位の売買システム「東大Master」と同様、既存のテクニカル指標やチャートパターンを使用しておらず、また最終決済時間や損切りを設けることで、非常にシンプルかつ堅牢性の高いシステムとなっている。
運用成績 先物週次ランキング(2010年3月15日~3月20日)
順位 | システム名 | 勝 | 負 | 損益(万円) | 取引回数 | 勝率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
第1位 | 東大Master Nikkei | 2 | 0 | 11.0 | 2 | 100.0 |
第2位 | 東大Master Topix | 2 | 0 | 9.5 | 2 | 100.0 |
第3位 | WVI 225マイスター | 1 | 0 | 9.0 | 1 | 100.0 |
運用成績 FX週次ランキング(2010年3月15日~3月20日)
順位 | システム名 | 勝 | 負 | 損益(万円) | 取引回数 | 勝率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
第1位 | Lクラス リゲル | 2 | 1 | 26.5 | 3 | 66.67 |
第2位 | DynamicARMS GBP/USD | 2 | 2 | 23.8 | 4 | 50.0 |
第3位 | FT EU | 1 | 1 | 0.1 | 2 | 50.0 |
※勝率および取引回数には、引き分けも考慮されています。
ヘリオス代表取締役の長谷川博也氏へのインタビュー記事はこちら!!
West Village Investmentの西村貴郁代表取締役と岩本祐介取締役 システム・アナリストへのインタビュー記事はこちら!!