マネースクウェア・ジャパンはこのほど、2007年に特許出願していた同社が開発した注文発注手法『トラップリピートイフダン』について、特許を取得したと発表した。
今回特許を取得した注文手法「トラップリピートイフダン」は、一定間隔の値幅で、一定の金額の新規注文を複数量発注する注文形態を、一括で行うことのできる注文方法である『トラップトレード』(特許取得済み)と、注文発注時に最初から新規注文(第一注文)と決済注文(第二注文)を入れておく「イフダン」注文の決済注文が成立した時点で、同じ条件で新規注文と決済注文を自動的に発注する注文方法である「リピートイフダン」(特許取得済み)とが合成された注文方法。
相場を面でとらえながら、レンジ相場が続く限り自動的にイフダン注文を何度でも繰り返し発注する注文方法で、「従来のような各注文を一から設定し直す煩わしさを排除し、トラップトレードを仕掛けながら自動的に繰り返し同じ注文を発注する仕組み」(マネースクウェア・ジャパン)となっている。
トラップリピートイフダンを一度設定しておけば、設定した新規及び決済注文を含む一定の価格帯でレートが動くレンジ相場が続くかぎり、「感情を排し相場観に頼らず機械的に取引することができる」(同社)としている。
今回取得した特許は、トラップリピートイフダンのベースとなる取引管理装置、プログラムに関するもので、特許取得日は2010年1月22日となっている。