東京証券取引所は2日、2009年度上場会社表彰の選定結果について発表した。ディスクロージャー表彰会社には、協和発酵キリンや小松製作所など7社、ディスクロージャー新人賞には、大幸薬品とアクセルの2社が選ばれた。

東京証券取引所では、1996年以降、上場会社のディスクロージャーの充実を促進する観点から、企業内容などを適時、適切に、投資者に分かりやすい形で開示しているなど、ディスクロージャーに積極的に取り組んでいると認められる会社を毎年1回表彰している。

また、2006年度から、東証に新規上場した上場会社を対象に、ディスクロージャー表彰と同様の基準により選定を行い、「ディスクロージャー新人賞」として表彰している(2009年度は2008年度に新規上場した会社が対象)。

また2009年度からは、2008年度まで実施していた個人株主拡大表彰に代わり、「企業行動表彰」を創設した。同表彰は、上場規則に設けている企業行動規範にすでに採用し、または今後採用される可能性の高い企業行動のうち、先駆的な企業行動として他の上場会社の企業行動に影響を与え新たな流れを作るなど、東証の企業行動規範の浸透または充実に資すると認められる企業行動を毎年選定し、表彰するものとなっている。

それぞれの表彰会社は以下の通り。

ディスクロージャー表彰会社

協和発酵キリン 4151・市場第一部・医薬品
小松製作所 6301・市場第一部・機械
富士電機ホールディングス 6504・市場第一部・電気機器
TDK 6762・市場第一部・電気機器
本田技研工業 7267・市場第一部・輸送用機器
商船三井 9104・市場第一部・海運業
全日本空輸 9202・市場第一部・空運業

ディスクロージャー新人賞

大幸薬品 4574・市場第二部・医薬品
アクセル 6730・市場第二部・電気機器

企業行動表彰会社(表彰対象 : 株主総会議案の議決結果の公表)

資生堂 4911・市場第一部・化学
マブチモーター 6592・市場第一部・電気機器
ソニー 6758・市場第一部・電気機器
角川グループホールディングス 9477・市場第一部・情報・通信業