ひまわり証券はこのほど、同社の販売しているシステムトレード用売買システムについて、11月度の月次運用成績を発表した。

今回のランキング先物取引部門第1位は、同社社員が考案した売買戦略をシステムトレード用に構築したシステム「Maestro(マエストロ)」で、運用成績は+50.5万円、勝率も69.23%と7割に迫る成果となった。10月度の同ランキング1位だったシステムの運用成績と比較して倍近い利益を上げている。

同システムはTOPIX先物取引を対象としており、昨今増えてきた"寄り付きエントリー&大引け決済"戦略が生み出す影響を考慮し、これをできるだけ排除する設計になっていることが特徴だ。

一方のFX部門は、11月後半に為替相場が荒れた影響もあり、利益を上げたのは上位4位までのシステムにとどまった。その中で1位となったのはCIT社開発のシステム「Caesar-FX(カエサル-エフエックス)」シリーズの「Caesar-USDJPY」。同じシリーズの「Caesar‐GBPUSD」も3位に入っている。

なお、そのほかのシステムの運用成績や過去の実績データ等は、同社Webサイトにて確認できる。

運用成績 証券月次ランキング(2009年11月01日~11月30日)

順位 システム名 損益(万円) トレード回数 勝率(%)
第1位 マエストロ 9 4 52.5 13 69.23
第2位 アールズロード 8 2 52.0 10 80.00
第3位 Jリバース 17 8 47.0 25 68.00

運用成績 FX月次ランキング(2009年11月01日~11月30日)

順位 システム名 損益(万円) トレード回数 勝率(%)
第1位 Caesar‐USDJPY 3 1 387.1 5 60.00
第2位 ドル円もん 9 0 188.3 9 100.00
第3位 Caesar‐GBPUSD 2 3 105.9 5 40.00