恋愛は結婚の延長線上か、はたまた恋愛と結婚は別か-。今回で第4回目となる結婚相談所「関西ブライダル」へのインタビューでは、この永遠の命題とも言うべき内容について、関西ブライダル代表取締役の杉山貞之さんと、ブライダルアドバイザーの三江奈奈さんに語ってもらいました(以下、敬称略)。

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【インタビュー】婚活にちょっと一息、プロに聞く「結婚」の意味

  1. 本当に婚活は盛り上がっているの?
  2. 結婚しない人と結婚したい人、それぞれの事情
  3. なぜ結婚しなきゃいけないの?
  4. 「恋愛は結婚の延長線上」か「恋愛と結婚は別」か
  5. 結婚できる、できないの境界線

恋の炎は燃え続けない

──「恋愛の延長線上に結婚はある」、「恋愛と結婚は別」など、常に恋愛と結婚は比べられます。個人的な意見として、どうお考えですか?

三江奈奈さん

三江「恋愛は好きという気持ちを伝え合う、ただ恋の炎が燃えているだけの期間。真剣に結婚というものを受け止めると、恋愛と結婚は別だと思います。3~4年交際して結婚に至らないというカップルも多いことから見ても、やはり恋愛の延長線上に結婚はないのではないのかなと思ってしまいます。

恋愛の末に『もういい歳だから……』と年齢に妥協するのではなく、結婚するならば『わがままな人だけど、友達がいっぱいいるのは面倒見が良い証拠』など、相手を認めることができる点を一つでも見つけられなければいけません。相手のどこが好きか聞かれて『う~ん……』と答えに困っては結婚できないでしょう。結婚したらずっと一緒に暮らさないといけないですからね。

女性は少しでも男性の尊敬できる部分を見つけられたら幸せで、もしそういう人と出会って恋愛したならば、恋愛の延長線上に結婚ということもあるのでしょうね。」

杉山貞之さん

杉山「昔は恋愛したら即結婚という時代でしたが、今では恋愛は恋愛、結婚は結婚と分けて考えます。20代の時に恋愛は何回か経験して満足し、30代になると恋愛とは別として結婚相手を考える人が増えています。

女性は所得も高くなっている分、男性に対する目が肥えています。目が肥えて良いのです。相手を見極める前に『できちゃった結婚』などで若くして結婚すると、やはり離婚が多いですよね。40代になってからの離婚も多いので、バツイチ対象のパーティーなどの要望もあります。バツイチ同士ならば、お互いに失敗したという共通点から話が合うらしいです。そして、まだ40~50代である程度の収入があるならば、もう一度結婚しようかと思うようです。離婚して4、5年経つと、一人の惨めさに気付くのです。

(フランスなどは未婚のまま出産する人が増えているなど)外国では結婚制度のあり方が変わってきていても、外国と日本とは違います。最近で言えば、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で優勝を果たした"侍ジャパン"に日本中が感動しました。野球に興味がなかった女の子でも関心を示したのは、チームワークの強さに惹かれたからでしょう。韓国も家族を大切にする国柄からか強いチームです。改めて、結婚して家族を作り、家族を守り、家族のために頑張る日本の良さを大切にし続けてほしいですね。」

結婚相談所「関西ブライダル」

1992年、関西ブライダル結婚情報センターとして営業を開始し、1998年に現在の「関西ブライダル」に改名。会員登録数は約4万3,000人と業界トップクラスで、結婚相手紹介サービス業における認証制度「マル適マーク」も取得。結婚に至るまでの仲介業務を行い、「センスアップセミナー」や「結婚塾」などを通した指導・アドバイスにも力を入れている。お見合いパーティーなどの出会いの提供もしており、「バツイチ婚活パーティー」や「スーパーエグゼクティブパーティー」などの企画も好評を得ている。また、結婚後も含めたアドバイスを行うために、スタッフの「ライフデザインカウンセラー」の資格取得を積極的に行う。ホームページは「関西ブライダル」のほか、パーティー情報を中心とした「関西ブライダルパーティー」がある。