横浜ゴムの「ADVAN NEOVA AD08」は、同「AD07」の後継モデル。"競技用タイヤを除いて、一番速く、一番楽しいスポーツタイヤ"をコンセプトに、モータースポーツタイヤ「ADVAN A050」の技術などを盛り込んで開発されている。AD07に比べて、筑波サーキット(マシンはランサーエボリューションX)のラップタイムで平均0.587秒、ベストタイムで0.711秒も短縮できるという。
オートサロンの会場では壁一面にAD08のすべてのサイズがはめ込まれ、ちょっとした迫力だった。しかし、タイヤサイズのラインナップは15インチ以上のみで、AD07にあった14インチ、13インチが見当たらない。尋ねてみたところ、最初に用意できるラインナップとしてはこれが手一杯で、14〜13インチは現在検討中とのこと。コンパクトカーに乗っているユーザーは、期待して待ちたいところだ。
東洋ゴムの「PROXES C1S」はプレミアム・コンフォートタイヤ。高級セダンでの使用を想定したもので、静粛性や乗り心地はもちろん、高速での安定性を重視している。トレッドパターンは非対称だ。
会場ではメルセデス・ベンツやマセラティのクアトロポルテなど、高級車を多く並べ、「C1S」を始めとした「PROXES」シリーズを魅力的に展示していた。また西ホールでのブースのほか、北ホールにもブースを構え、ポルシェなどを並べていた。