「ゆうパック」の商品配達時の代金支払いに、イオンの電子マネー「WAON」での決済サービスが新たに導入される。日本郵便とイオンが1日に発表したもので、サービス開始は来年の秋以降の予定。

同サービスの開始により、通信販売などで「ゆうパック」の宅配サービスを利用した場合に、商品と引き換えに代金を支払う代金引換の決済手段として「WAON」が選択できるようになる。商品配達時に顧客の「WAON」を配達員が携帯する端末にかざすだけで決済でき、「すばやく、簡単に、安全に」支払いできるという。

「WAON」の発行枚数は約620万枚で、利用可能店舗数は約26,000店舗(いずれも今年10月末現在)に上る。ゆうパックの代引支払いでもポイントやマイルが貯められ、200円ごとに1WAONポイント、「JMB WAON」「イオンJMBカード」では1マイルを獲得することができる。

日本郵便とイオンは2006年に包括提携を締結。これまでもイオン店舗での「ゆうパック」の宅配サービスや、お中元、お歳暮などのギフト配送、イオンのショッピングセンター内での郵便局設置などを通して利用客へのサービス向上を図ってきた。日本郵便は現在年間約2億7,000万個の「ゆうパック」を取り扱っているが、このうちイオンの店舗等の利用者による「ゆうパック」利用個数は約600万個に達しているという。