オンライン旅行会社のエクスペディアが発表した「エクスペディア・ベストツーリスト2008」で、2年連続で日本人が第1位に輝いた。

調査は、各国のホテルマネージャーを対象とした国別の旅行者のイメージ調査で、同社ウェブサイトで掲載しているヨーロッパ、アメリカ大陸(南北)、一部アフリカの各国の顧客ホテルリストの中から約3万2,000軒のホテルをランダムに選択し、アンケートを送付。回収された結果からランキングを集計した。結果は以下の通り。

エクスペディア・ベストツーリスト 2008

順位 ベストツーリスト
1位 日本人
2位 ドイツ人/イギリス人
3位 カナダ人
4位 スイス人
5位 ドイツ人
6位 オーストラリア人/スウェーデン人
7位 ベルギー人
8位 ノルウェー人
9位 オーストリア人/デンマーク人/フィンランド人
10位 ニュージーランド人
11位 アメリカ人/タイ人
12位 アイルランド人/チェコ人/南アメリカ人/ポルトガル人
13位 ブラジル人
14位 イタリア人/ギリシア人/ポーランド人
15位 トルコ人
16位 スペイン人
17位 メキシコ人
18位 ロシア人
19位 フランス人
20位 インド人
21位 中国人

前年度に続いてベスト・ツーリスト(世界最良の旅行者)総合1位は日本。53ポイントという評価の2位ドイツ、イギリスを15ポイントも引き離し、68ポイントで1位を獲得した。ワースト1位は中国人で、前年ワースト1位のフランスは2ランク順位を上げ、わずかに汚名を返上した。

日本人に対する評価では、"旅行中の行儀(現地のエチケットや常識に従って行動する)"、"礼儀正しい"、"ホテルで騒がない"、"客室を清潔に使う""苦情が少ない"などの項目で高ポイントをマーク。一方、"積極的に現地の言葉を話す"、"積極的に現地の料理を食べようとする"という項目で評価が低かった。

また、旅先でのファッションに対する評価では、イタリア、イギリス、フランス、ドイツに次いで5位に選ばれた。1位から4位の上位をヨーロッパ勢が占めるなか、健闘をみせたといえるだろう。