東急セキュリティは7月、ICカード乗車券「PASMO」を使用した戸建住宅向けの新たなセキュリティシステム「PASMO de ホームセキュリティ」を7月から販売する。同システムは、玄関ドア電気錠の解錠やホームセキュリティの警備セットおよび解除がPASMO1枚で行えるというもの。
このシステムにより、利用者は帰宅時や外出時にPASMOを操作機器にかざすだけで機械警備の解除もしくはセットが可能になるという。またオートロックで常時施錠されている玄関ドアの開錠も、PASMOをリーダーにかざすだけでよく、鍵を差し込む必要がない。さらに、利用者の在宅中に来訪者があった場合、松下電器産業の「どこでもドアホン」(電気錠対応機種に限定)を使用すれば、来訪者を確認した上ですぐに解錠操作を行うこともできるとしている。
サービスの提供は同社の営業エリア内限定としており、第一弾の標準装備建売住宅として東京急行電鉄と東京電力の共同プロデュースによる「(仮称)奥沢プロジェクト(世田谷区奥沢)」に導入するという。今後の展開については新築住宅への標準装備を主に想定しているが、「将来的には電気錠システムを装備している住宅なら後付けでの対応も行いたい」(同社)としている。

