楽天とビットワレットは10日、都内で記者会見し、共同マーケティングの分野での包括的な業務提携において基本合意したことを発表した。2008年夏ごろ、楽天が提供する携帯アプリケーションソフト「楽天アプリ(仮称)」をダウンロードしたおサイフケータイでEdy決済で買いものをすると楽天のポイントプログラム「楽天スーパーポイント」を付与するサービスを開始する。ポイントの料率は未定。
現在、楽天会員は3,000万人。また、Edyは3,520万枚(うち、おサイフケータイでの利用は680万台)発行され、Edy加盟店は7万店以上を数えるという。 楽天の安房正浩・楽天市場事業戦略本部副本部長は、「楽天会員とEdy加盟店の地域分布はほぼ一致しており、両社がマーケティングの共同展開をしていくことで高いシナジーが期待できる。これまで、インターネットの中の楽天の経済圏内でしか貯められなかった楽天スーパーポイントが、リアルな世界でのEdy決済でも貯まることで、既存会員のサービス拡大につながる」としている。
今後は「現金では実現されない新しくよりダイナミックな"Edy生活"」(ビットワレット 眞鍋社長)「将来的には、会員の生活に密着した新しいサービス」(楽天 安房副本部長)を展開していくと話している。