KTMジャパンは、同社の690cc単気筒エンジン「LC4」を搭載するモーターサイクルの2008モデル、「690デューク(Duke)」、「690エンデューロ(Enduro)」、「690SMC」、「690スーパーモトR(SUPERMOTO R)」の仕様を公開した。価格はデュークが111万3,000円、エンデューロが102万9,000円、SMCが105万円、スーパーモトRが107万1,000円。日本への入荷は2008年3月ごろからの予定。

690デューク ※オレンジ

690デューク ※ホワイト

KTM(ケーティーエム)はオーストリーのモーターサイクルメーカー。モトクロッサーやエンデューロバイクなど、長くオフロード用バイクを専門としていたが、オフロードバイクにロードタイヤを履かせたストリート指向のバイクを製作し(1994年のデュークなど)、現在に続く"モタード"ブームの立役者となった。現在では各種オフロードレースはもちろん、ロードレース世界選手権の125ccにもエントリーしている。

また、「LC4」は同社の大排気量4ストローク4バルブ単気筒エンジンの名称だが、2007年春に完全に新設計の654ccとなり、スーパーモトシリーズに搭載されて高い評価を得た。2008年モデルでは、復活したデュークやエンデューロなど、LC4が幅広く搭載されることになった。

「690デューク」は、KTMがヒットさせた「デューク」の名を単気筒で復活させたもの(V型2気筒のスーパーデュークは継続発売)。スーパーモト系のスペースフレームにLC4エンジンを搭載するが、エンジン下に置かれたマフラーなどでより軽量化。段付きのシートを採用し、フェンダーなどのデザインもスーパーモトとは異なる。サスペンションは前後ともホワイトパワー製。フロントインナーフォーク径はφ48mm。ブレーキはフロントがφ320mmのダブルディスク、リアがφ220mmのシングルディスクとなる。

「690デューク」の主な仕様は、ホールベース1,472±10mm、シート高865mm、半乾燥重量 約148.5kg、水冷4ストロークOHC単気筒、654cm3(ボア・ストロークφ102×80mm)、圧縮比11.8:1、電子制御フューエルインジェクション、最高出力48kw/7500rpm、最大トルク67Nm/5500rpm、始動方式:セル式、変速機:6速、タイヤ前120/70R17、後160/60R17、リムサイズ前3.5×17" 後5.0×17。

690エンデューロ

「690エンデューロ」はLC4エンジンを使用した最新のエンデューロモデル。完全な新設計となるのチューブラースペースフレームを採用し、LC4シリーズのなかで最軽量モデルとなった。ユニークなのはガソリンタンク一体構造のリヤフェンダーで、そのものが強度メンバーとなる。ガソリン容量は12L(リッター)を確保。もちろん二人乗りも可能。フロントサスペンションはフルアジャスタブルのφ48mm倒立式。スイングアームはアルミダイキャストの一体形成。サスペンションストロークは前後とも250mmを確保している。ブレーキはフロントφ300mm、リアφ240mmのウェーブタイプシングルディスク。また、最高出力は本国仕様で45kw(62HP)だが、日本仕様はまだ公開されていない。

「690エンデューロ」の主な仕様は、ホールベース1,498±10mm、シート高910mm、半乾燥重量 約138.5kg、水冷4ストロークOHC単気筒、654cm3(ボア・ストロークφ102×80mm)、フューエルインジェクション、始動方式:セル式、変速機:6速、タイヤ前90/90-21、後140/80-18、リムサイズ前1.85×21" 後2.15×18"。

690 SMC

690スーパーモトR

「690 SMC」は、690エンデューロをベースにしたロードモデル。しかしスーパーモト系よりも軽く、アグレッシブな走りを可能としている。チューブラーフレーム、ガソリンタンク内蔵のリヤフェンダーなどもエンデューロに同じ。ブレーキはフロントφ320mm、リヤφ240mmとなる。

「690 SMC」の主な仕様は、ホールベース1,480±15mm、シート高900mm、半乾燥重量 約139.5kg、水冷4ストロークOHC単気筒、654cm3(ボア・ストロークφ102×80mm)、圧縮比11.8:1、電子制御フューエルインジェクション、最高出力46.3kw/7,500rpm、最大トルク64Nm/6,000rpm、始動方式:セル式、変速機:6速、タイヤ前120/70ZR17、後160/60ZR17。

「690スーパーモトR(690 SMR)」は、2007年モデル「690スーパーモト Prestige」の後継にあたる。軽量なアルミホイールを採用。オレンジに塗装されたフレームが目を引く。また、スポークホイールの「690スーパーモト」も継続して販売される。

「690スーパーモトR」の主な仕様は、ホールベース1,460±15mm、シート高875mm、半乾燥重量 約152kg、水冷4ストロークOHC単気筒、654cm3(ボア・ストロークφ102×80mm)、圧縮比11.7:1、電子制御フューエルインジェクション、最高出力47kw/7,500rpm、最大トルク65Nm/6,550rpm、始動方式:セル式、変速機:6速、タイヤ前120/70-17 後160/60-17、リムサイズ前3.5×17"、後5.0×17"。