独BMW Motorradは、HP(ハイパフォーマンス)ラインの3番目のモデルとなる「BMW HP2 Sport」を発表した。日本国内での発売は未定だが、来年より欧州で販売が開始される。

BMW HP2 Sportは、初代オフロードモデルの「BMW HP2 Enduro」、スーパーモト・マシンの「BMW HP2 Megamoto」に続く最新ラインナップとなり、ベースマシンとして「BMW R 1200 S」が採用されているものの、ル・マン24時間耐久レースなどで培われた経験に基づく大幅な改良を加えて仕上がったとされている。

搭載エンジンには、BMW得意の水平対向2気筒ボクサーエンジンが採用されており、左右シリンダーのダブル・オーバーヘッド・カムシャフト(DOHC)によるパワフルな走りを実現。最高出力は98kW(133ps)、最大トルクは115Nm、エンジン最高回転数は9500rpmとなっている。また、6段ギアボックスに装備される「ギアシフト・アシスタント」最新技術により、アクセルを戻したり、クラッチを操作したりすることなく、非常にスピーディーなギアシフトが可能になるという。

同社は、これまではロードレース向け車両にのみ搭載され、市販車両では提供されていなかった数々の最新仕様を、BMW HP2 Sportで初めて発売できるようになったと説明しており、実際に市場に投入される来年が待ち遠しい。

BMW HP2 Sport

ロードレースの爽快な走りを実現!