5月5日、東京ビッグサイトにて自主制作漫画誌展示即売会「コミティア80」が開催された。

毎年4回行われているコミティアは、今回初めて会場をビッグサイト2ホール分に拡大。広くなった会場に負けないだけの、通常の約1.5倍にあたる2600以上のサークルからの応募があり、会場は多数のマンガファンでにぎわっていた。

会場風景から。コミケに比べるとアダルト作品の扱いが控えめで、コスプレもないため、文科系の落ち着いた雰囲気となっている。それでもかなりの人出

コミティアがコミックマーケットに代表されるほかの同人誌即売会と異なるのは、既成作品のパロディを扱わず、オリジナル作品に限定しているという点。プロのマンガ家も数多く参加しているほか、出版社との協力企画なども行っており、日本のマンガ業界においても大きな存在感を持つイベントとなっている。

また会場では、昨年逝去したコミックマーケット代表の米沢嘉博氏を語る公開トークライブが行われた。次回は同じ東京ビッグサイトで、8月26日の開催を予定している。

会場内企画として行われた「講談社モーニング×アフタヌーン×イブニング祭」。壁には農大を描いた人気マンガ『もやしもん』のアニメ化決定告知を大きく投影

有名マンガ家の複製原画も多数展示。『月刊アフタヌーン』誌はコミティア参加者にとくに人気が高いため、多くの来場者が足を止めていた

記念撮影用のブースには、『げんしけん』のパネルと『もやしもん』に登場する菌のぬいぐるみ

3誌のなかで最も歴史がある『週刊モーニング』は今年で25周年。お宝グッズなどとともに貴重な創刊号も展示されていた。当時の連載陣はちばてつや、水島新司など

こちらは3誌の歩みをまとめた巨大な歴史年表。その長さなんと25メートル! 一番下の段には『週刊モーニング』誌の顔、島耕作の個人年表が描かれているという凝りよう

雑誌編集部を舞台にした安野モヨコのマンガ『働きマン』に関連し、リアル働きマンな編集者の机まわりを写真展示。どの机にもすさまじい量の堆積物が見受けられた

昨年台湾でも展示会が行われた人気イラストレーター、村田蓮爾の展示も開催。イラストだけでなく、オリジナルデザインの自転車や小物も販売された

行列ができるほどの盛況となった「出張ノベルス編集部」。持ち込んだマンガやイラストへのアドバイスを編集者から直接聞けるとあって、大勢のプロ志望者が緊張の面持ちで臨んでいた