フランス・ミシュランガイドにて三ツ星を獲得した料理人、ピエール・ガニェール氏は19日、世界で初めてというデザートカフェ「パティスリー ピエール・ガニェール」を東京・新宿の「新宿タカシマヤ」内にオープンさせた。デザートメニューはもちろんのこと、内装デザインもガニェール氏がプロデュースしている。

店内は68坪・68席

デザートメニューはすべて同店のためだけにガニェール氏が考案したもので、約15種類を揃える。フランス菓子の定番とも言えるシュークリームやエクレアといったアイテムもメニューに登場しているが、ガニェール氏独自のアレンジが加わり、繊細で美しいルックスのデザートへと変化している。

ガニェール氏が手がけたレストランは2005年に東京・南青山で誕生しているが、今回オープンのカフェではこのレストランのエッセンスを取り入れたメニューも提供している。同レストランではデザートを何皿にも分けて提供するオリジナルのスタイルが話題となっているが、これをカフェでも導入。3皿構成でコース仕立てにしたデザート「3アシェット・ド・デセール」(2,100円)を用意している。

「3アシェット・ド・デセール」は2,100円。内容はその時々で変わるが、3皿目はチョコレートを使ったデザートになるという

オープンに際しガニェール氏は、「たくさんの方に自分の世界の一部をのぞいていただきたい、感じていただきたいという願いから、レストランよりカジュアルな価格で楽しめる空間を作りました。この店がお客様にとって、まるで自分の家にいるかのようにくつろげる場所になれば、と思っています」というコメントを寄せている。

フランス生まれのピエール・ガニェール氏。2005年には、ヨーロッパ以外で初の展開となるレストラン「ピエール・ガニェール・ア・東京」を東京・南青山にオープンさせた

さらに27日には、東京・丸の内に誕生する「新丸の内ビルディング」内にガニェール氏が手がけるデザイナーズカフェ&バー「PG Cafe Paris」もオープンする予定となっている。