三国ワインは5月1日、日本初上陸となるフランス産ロゼワイン「ガスコーニュ・ロゼ」を発売する。フランス・マディラン地区のシンボル的な存在であるドメーヌ アラン・ブリュモン社が作り上げたこのワインは、近年健康効果が期待できるといわれているブドウ品種タナ種を使用しており、注目度の高い商品となっている。

「ガスコーニュ・ロゼ」。使用ブドウ品種はタナ50%、メルロー25%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%

ドメーヌ アラン・ブリュモン社は、フランス南西地方のマディラン地区で10代続く名門ワイナリー、ブリュモン家のアラン・ブリュモン氏が立ち上げた会社。AOCマディランのテロワールを最大限に表現するべく、この地方の伝統ブドウ品種であるタナ種にこだわったワイン作りに取り組んでいるのが特徴である。高品質なワインを数多く産出しており、欧米のグルメ・ワイン雑誌で賞賛されている。

三国ワインは1月1日にドメーヌ アラン・ブリュモン社の日本における独占販売権を取得。現在は6品目を販売している。今回発売となるガスコーニュ・ロゼはタナ種をメインに使ったロゼワイン。「摘みたての野イチゴやサクランボを思わせるフレッシュな味わいで、余韻にはタナ種特有のほのかなスパイシーさも感じられる」(三国ワイン業務部)。

また最近ではタナ種の医学的効能も注目されており、イギリスの科学専門誌「ネイチャー2006.11.30号」で「赤ワイン用ブドウ品種の中で、タナ種は心筋梗塞や狭心症の予防効果が最も期待できる」と発表されている。その理由としては、「心筋梗塞などの予防効果をもたらすポリフェノール類のうちでも、ブドウの種に含まれるオリゴメリック・ポロシアニジン(OPC)の量がもっとも多いため」(日経新聞2006.12.4掲載記事)としている。

三国ワインが取り扱うその他のドメーヌ アラン・ブリュモン社製ワイン。「アラン・ブリュモン シャトー・モンテュス」はタナ種を80%用いている。参考価格3,800円税別

「アラン・ブリュモン シャトー・ブースカッセ」は、気品のある果実味となめし皮に似た動物的な香りをあわせ持つ。参考価格2,200円税別