今回は前回に引き続き、MBSE(Model-Based System Engineering)、すなわちモデルベースのシステム工学について書いてみる。前回は概論みたいな内容だったから、今回はもう少し具体的な話に踏み込んでみる。→連載「軍事とIT」のこれまでの回はこちらを参照

MBSEを活用する武器開発の事例

何か具体的な製品開発の事例はないものか。ということで、2023年5月にRTXを訪れた際にブリーフィングを受けた話が出てくる。

RTXのレイセオン部門(旧レイセオン・ミサイルズ&ディフェンス)が、AIM-120 AMRAAM (Advanced Medium Range Air-to-Air Missile)空対空ミサイルの改良計画や、GBU-53/Bストームブレーカー誘導爆弾の開発を進める際に、ミッション・エンジニアリングやMBSEを活用しているという話を聞いた。

  • F-22の機内兵器倉にAIM-120Dを搭載しているところ 写真:USAF

(1)兵装で達成する任務を検討

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