Microsoftは7月28日(米国時間)、Windows 11 バージョン26H1向けのプレビュー更新プログラム「KB5101681」を公開した。Windows Updateの一時停止機能が実質無期限で利用できるようになるほか、Explorerやウィジェット、Bluetooth、アクセシビリティなど幅広い改善が含まれている。
Windows 11 26H1は今春以降に発売された一部のWindows PCに標準搭載されたWindowsバージョンだ。24H2や25H2と異なる系譜のため、更新プログラムの内容には違いがある。今回はこれら更新プログラム間で共通する部分も含め、KB5101681の概要を解説した。
KB5101681の主な変更点
KB5101681には、25H2向けプレビュー更新「KB5095093」と共通する変更が多く含まれている。主な追加機能と改善点は次のとおりだ。
Windows Updateの改善
Windows Updateの一時停止機能では、35日ごとに停止期間を延長できるようになり、実質的に無期限で更新を延期できるようになった。
この仕様変更に伴い、日付選択がカレンダーコントロールに変更される。一時停止期限を過ぎた場合の動作は従来通り変更はなく、自動的に更新プログラムのダウンロードおよびインストールが実行される。
ウィジェットを刷新
タスクバーのウィジェットを刷新した。マウスホバーによるウィジェット表示を廃止。さらに通知やバッジの抑制など、従来の過剰な演出を縮小する。
アクセシビリティ機能の拡充
アクセシビリティ機能として新たに「スクリーンティント」が導入された。PCの長時間使用に伴う頭痛および眼精疲労の軽減を目的とした機能で、全画面のカラーオーバーレイを提供する。
拡大鏡では拡大率の直接入力がサポートされた。正確かつ柔軟な拡大に対応し、さらに拡大鏡バーから拡大率の調整が可能になった。
エクスプローラーの改善
エクスプローラーのホーム画面上にあるファイルをマウスホバーした場合に、「ファイルの場所を開く」、「Copilotに質問」などのコマンドがクイックアクションとして表示されるようになった。
性能面では起動速度およびパフォーマンスが改善された。アドレスバーに対しては、二重バックスラッシュおよび引用符のサポートおよびドロップダウンメニューが開いたままになる不具合が修正された。
Bluetoothや印刷関連も改善
KB5101681に導入されたその他の注目の機能は次のとおり。
- Bluetooth接続の信頼性、デバイスの互換性、オーディオの安定性などが向上した
- Bluetoothで接続したハンズフリーデバイスのミュート状態と、Windows内部のマイク状態がずれる不具合が修正された
- AirPodsのペアリングモードにおける認識速度を向上。Beats Studio Proヘッドホンのマイクの信頼性も向上した
- Bluetoothデバイスの削除時に誤ってエラーメッセージ「削除に失敗しました」を表示する不具合を修正した
- 休止状態からの復帰時に、Bluetoothオーディオデバイスの再接続にかかる時間を短縮した
- Windowsの「応答不可モード」を有効にした際に、ペアリングされた電話からの着信音がPC上で鳴らないように変更した
- インターネット印刷プロトコル(IPP: Internet Printing Protocol)が新しいプリンターのデフォルトインストールモードに変更された
25H2から約1カ月遅れて提供
KB5101681とKB5095093の内容は類似点が多い。このことから、Microsoftは25H2向けの改善を、1カ月ほど間を空けて26H1デバイスに提供する方針とみられる。
将来的には同一Windowsコアに集約され、更新プログラムも統一すると予想されているが、それまでの間はこの運用が継続される見込みだ。
