Neowinは5月13日(米国時間)、「Microsoft can now remotely roll back problematic Windows drivers - Neowin」において、Microsoftが不具合のあるドライバーの自動解決を可能にする新機能「Cloud-Initiated Driver Recovery(クラウド開始型ドライバーリカバリー)」を導入したと伝えた。
これはWindows Updateを通じて配布されたドライバーをロールバックする機能で、ユーザーやパートナー企業の対応を必要とせずに、デバイスに展開済みの不具合のあるドライバーを置き換えるという。Microsoftも公式ブログで詳細を説明している。
Windows Update経由で問題ドライバーを自動ロールバック
これまでは、不具合のあるドライバーがWindows Updateを介して配布された場合、ユーザーが手動でアンインストールまたはロールバックするか、パートナー企業による修正版ドライバーの公開を待つ必要があった。そのため、不具合のあるドライバーが長期間残るケースも発生していた。
Microsoftはこの問題を解決する目的で、「Cloud-Initiated Driver Recovery」を導入する。同社はHardware Dev Center(HDC)の「Driver Shiproom」から復旧アクションを実行し、Windows Updateのパイプラインを通じて問題のあるドライバーを正常なバージョンへロールバックする。
この処理はMicrosoft側で実施されるため、ユーザーやパートナー企業による対応は不要。ドライバーの品質に問題があると判断した場合、Microsoftがクラウド側から復旧処理を開始し、Windows Update経由で各デバイスへロールバックを配信する。
ただし、ロールバック先となる正常なドライバーが見つからない場合は、復旧処理は実施されない。
テスト開始は2026年5月、正式導入は9月以降
同機能は、公開済みの正常なドライバーには影響しない。出荷審査プロセス中または段階的展開中のドライバーが拒否された場合、既存のコミュニケーションチャネルを通じてパートナー企業へ通知される。
通知を受けた企業は、修正した新しいドライバーを通常の公開プロセスを通じて再提出可能。審査に合格した場合は、これまで通りWindows Updateから配布される。
Microsoftは2026年5月から8月にかけて手動検証およびテストを実施予定としており、正式導入は2026年9月以降を予定している。
