Microsoftは5月11日(現地時間)、「New Copilot entry points, smart suggestions, and keyboard-first design」において、Microsoft 365アプリ向けにAIアシスタント「Copilot」へのアクセス方法を刷新すると発表した。新たに専用のCopilotボタンやショートカットを導入し、ユーザーが各アプリからより迅速に生成AI機能を呼び出せるようにする。対象はWindows版およびMac版で、Web版への対応も順次進められる予定だ。

WordやExcelでCopilotは何ができる?

「Microsoft 365 Copilot」は、OpenAI系の大規模言語モデル(LLM)とMicrosoft Graphを組み合わせることで、ユーザーのメール、予定表、文書、会議データなどに対して横断的にAI機能を提供するAIアシスタントである。Wordでは文章の生成や要約、Excelではデータ分析やグラフ生成、PowerPointでは資料作成、Outlookではメール下書きやスレッド要約など、業務に応じたさまざまな機能を利用できる。

WordやExcel右下にCopilotボタン追加

今回の変更点は次の通り。

  • WordやExcel右下にCopilotボタン追加
  • [F6]キーでCopilotへ移動可能に
  • コンテンツ選択時にAI提案を表示
  • Windows/Mac/Webで順次展開

今回の変更では、Copilotへのアクセスポイントをアプリ共通で次の2カ所に集約する。

  • 画面右下隅に表示するCopilotアイコン
  • テキスト選択など、コンテンツを操作する際のコンテキストに応じて提案

ユーザーは、Copilotボタンにカーソルを合わせるか、キーボードショートカットを使用することで、そのときに選択したコンテンツに応じて利用可能なAI機能の提案を受け取ることができる。例えば、文章の段落や文、または単語を選択すると、書き直しや編集、修正などの提案を表示するという。

  • 画面右下にCopilotアイコンを表示 出典:Microsoft

    画面右下にCopilotアイコンを表示 出典:Microsoft

[F6]キーなどCopilotショートカットも刷新

キーボードショートカットも変更になる。これまでは[Alt]キーと[H]、[F]、または[X]キーを押すことでCopilotペインを開くことができたが、最新版ではすべてのプラットフォームで共通して[F6]キーでCopilotボタンにフォーカスを合わせ、上矢印キーで候補のプロンプトを選択して実行という流れに変わる。

そのほか、Windows版では[Alt]+[C]、Mac版では[Cmd]+[Ctrl]+[I]のショートカットでも、Copilotボタンにフォーカスを移動できる。

新しいCopilotボタンはいつから使える?

新しいCopilotボタンと[F6]ショートカットは、Windows版とMac版のWord、Excel、PowerPointそれぞれに順次展開中。Web版も近日中に提供開始予定となっている。一般提供の開始は、6月上旬公開の次のバージョンを予定している。

  • Windows版: ビルド2606(バージョン19822.20182)以降
  • Mac版:ビルド16.108(バージョン26050324)以降

また、[Alt]+[C]と[Cmd]+[Ctrl]+[I]のショートカットについては、5月11日よりWindows版およびMac版のOutlookとWord(英語版)で利用可能になった。その他のアプリでも近日中に提供開始を予定している。