MicrosoftがOutlookの「連絡先マスキング」機能を廃止したことに対し、ユーザーから批判の声が相次いでいる。この機能は、メール作成時の自動補完候補を非表示化できるもので、ユーザーからは「誤送信リスクが高まる」「業務効率が低下する」といった不満が噴出している。
Neowinは5月5日(現地時間)、「Microsoft faces fresh criticism for removing "HUGELY impactful" Outlook feature」において、MicrosoftがOutlookの「連絡先マスキング」を廃止したことに批判の声が上がっていると伝えた。
同社は3月31日にこの機能をOutlookから削除したが、最近になって公式のフィードバックポータルやRedditなどのオンラインフォーラムで復活を求める投稿が目立っているという。
Outlookの「連絡先マスキング」はどんな機能だったのか
Outlookの連絡先マスキング(Contact Masking)機能は、宛先やCc、Bccの欄に名前やメールアドレスを入力した際、自動補完候補として表示される連絡先をワンクリックで非表示化できるというもの。候補の連絡先には横に「x」ボタンが付いており、これをクリックすると、次回以降のメール作成時に候補として表示されなくなる。
なぜMicrosoftは機能を廃止したのか
誤った連絡先の選択を防止したり、候補リストを整理して見やすくするメリットがあったが、Microsoftによれば、非表示した連絡先は、OutlookだけでなくTeamsやMicrosoft 365 Searchなど他のサービスでも候補として表示されなくなるため、ユーザーの混乱の原因になっていたという。
また、非表示にした後でも5秒以内であればプロンプトを通じて解除できたが、この操作も分かりにくいという声が多かったようだ。
ユーザーは何に反発しているのか
こうしたフィードバックを受けて、Microsoftは2026年2月にこの機能の廃止を発表し、実際に3月31日をもって利用できなくした。しかし最近になって、この機能の削除に気づいたユーザーから「誤送信リスクが高まる」「業務効率が低下する」といった批判の声が目立つようになった。今回廃止になった機能は小規模な変更に見えるものの、日常的に大量のメールを扱う業務では、その影響は小さいとは言えない。
近年、MicrosoftはOutlookを刷新し、ユーザーに旧Outlookから新しいOutlookへの移行を急がせた。しかし、その新しいOutlookには、機能が不足していたり、パフォーマンスが悪いなど、以前から不満の声が相次いでいる。それに加えて、長年利用されてきた実用的な機能を十分な代替策なしに廃止したことで、新しいOutlookへの批判はさらに高まりそうだ。
新Outlookを巡っては、以前から機能不足やパフォーマンス面への不満も指摘されている。今回の機能廃止によって、既存ユーザーの不満がさらに高まる可能性もありそうだ。
