Windows Centralは5月11日、「How to use Feature Flags for Windows 11」において、Windows 11で実験的な機能を有効化する方法が大きく変わったと伝えた。
Microsoftは今年4月にWindows Insider Programを再設計し、これまでのCanaryおよびDevチャネルに変わってExperimentalチャネルを導入した。これに伴って、まだ正式公開されていない多くの隠し機能を標準設定画面だけで有効化できるようになった。
Windows 11の隠し機能はどう変わった?
Windows Insider Programで提供されるプレビュー版のWindowsには、まだ正式公開されていない実験的な機能が多数含まれている。それらは内部的な機能フラグ(Feature Flag)によって有効/無効を切り替えられるようになっているが、これまではこの機能フラグを変更する正規の方法が提供されていなかった。そこで、これらの隠し機能を早く試したいユーザーは、「ViveTool」に代表されるサードパーティー製のツールを使って機能フラグの値を変更する必要があった。
Microsoftが開始した新しいWindows Insider Programでは、この状況が大きく変わった。同社が新たに導入したExperimentalチャネルでは、Windows Updateの設定画面から機能フラグを制御できるようになったのだ。
機能フラグを使って隠し機能を有効化するには、まず使用しているWindows PCでWindows Insider ProgramのExperimentalチャネルに参加しておく必要がある。これによって最新バージョンのWindowsビルドを入手できるようになるが、このビルドは開発段階の初期プレビュー版にあたるため、動作が不安定な可能性もあるので注意が必要だ。
Experimentalチャネルで機能フラグを設定する方法
Experimentalチャネルに参加するには、設定アプリの「Windows Update」の画面で「Windows Insider Program」を選択する。続いて、「Select your experience」の項目で「Experimental」にチェックを入れればよい。
現在、Experimentalチャネルには「Advanced Option」として次の3つのオプションがある。
- Windows 11, version 25H2 - バージョン25H2シリーズの最新ビルド
- Windows 11, version 26H1 - バージョン26H1シリーズの最新ビルド
- Future Platform - それ以降の将来のプラットフォーム向けの最新ビルド
オプションによって実装されている隠し機能は異なるが、どれを選んでも機能フラグ自体は利用できる。
「機能フラグ」の項目をクリックすると、使用可能な機能の一覧が表示されて、それぞれ個別にフラグを設定できるようになっている。フラグの種類は、「上書き禁止」、「無効」(または「使用不可」)、「有効」の3種類となっている。「上書き禁止」は、ユーザーがコマンドライン引数などで機能フラグの値を上書きすることができなくなる。
機能フラグの状態を変更したら、上部の「変更の適用」ボタンをクリックする。再起動が必要な場合、「今すぐ再起動」ボタンが表示されるので、クリックしてWindowsを再起動すれば、隠し機能が利用できるようになる。
一部機能はViVeToolが必要になるケースも
機能フラグが設定画面から制御できるようになったことで、ユーザーは実験的な機能をこれまでよりも手軽に試せるようになった。Microsoftにとっても、早い段階でより多くのユーザーからフィードバックを受けられるというメリットがある。
ただし、一部で機能フラグに表示せず未公開のまま残される機能もある。それらの機能を試したい場合には、これまでどおりViVeToolなどの外部ツールを利用する必要があるだろう。

