世界中で進む2nmプロセス開発
TSMCが2nmプロセス(N2)の量産を2025年後半に予定しているほか、Samsung Electronicsも同様のプロセス(SF2)の提供を目論む中(IntelもN2相当の「Intel 1.8A」の量産を年内に開始することを計画)、SmansungとIntelはTSMCとの差を縮めることを目指して外部顧客の獲得に躍起になっている。
そうした状況の中、Samsungのファウンドリ事業であるSamsung FoundryはNVIDIAのGPUとQualcommのスマートフォン(スマホ)向けアプリケーションプロセッサ(AP)に向けたSF2のパフォーマンステストの最終段階に入ったと複数の韓国メディアが報じている。
2nmプロセスの歩留まりが40%を突破
TSMCやIntelが2nmクラスのプロセスから採用するゲートオールアラウンド(GAA)ナノシートFETを、Samsungは他社に先駆ける形で3nmプロセスから採用したが、GAA構造の製造は難しく、長期にわたって歩留まり低迷が続いたが、そこで得た経験が徐々に実を結び、3nmプロセスの歩留りは60%を超え、SF2の歩留まりも40%を超えた模様だとChosun Bizが伝えている。