Intel(インテル)は9月19日、自社が主要株主であるMobileyeの株式売却は計画していないと発表した。先進運転支援システム(ADAS)でMobileyeがリーダー的な企業になると信じている、としている。
公式サイトで売却を否定
Mobileyeはイスラエルの自動運転支援技術企業で、2017年にIntel傘下となった。インテルは2023年に同社の一部の株式を売却、約15億ドルを調達している。同社は現在でも主要株主だが、Bloombergが9月初旬、Intelが株式売却を検討していることを報じていた。
インテルは自社サイトにて、「(自社が所有する)Mobileyeの過半数の株式を売却する計画はない」と記している。
同社は自律走行技術の将来性を確信しており、先進運転支援システム(ADAS)においてMobileyeがリーダー的な存在になると見ている。そのために、MobileyeをIntelから分離・独立することで、成長の機会を活用する能力を強めるとしている。インテルは、チップファウンドリーとAIへの注力を通じて事業の立て直しを図っている。