ソニーグループは1月5日(日本時間)、CES 2022の開催に併せ、電気自動車(EV)のSUVタイプの試作車両「VISION-S 02」を公開し、EV市場への本格参入の検討を進めるための新会社「ソニーモビリティ」を2022年春をめどに設立すると発表した。
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左が「VISION-S 02」、右が「VISION-S 01」 (出所:ソニーグループ)
VISION-S 02は、2020年のCESで公開されたプロトタイプ「VISION-S 01」と共通のEV/クラウドプラットフォームを採用した7人乗りSUVで、広い室内空間を活用したエンタテインメント体験などを提供するとしている。
またセーフティ機能として、高感度、高精細、広ダイナミックレンジのCMOSイメージセンサや立体空間を3Dで把握するLiDARを搭載。車内にもToF方式距離画像センサを搭載し、ドライバーの認証や乗員見守り機能などに対応するほか、ジェスチャーコマンドや音声コマンドにも対応するという。
さらに5G/クラウドの活用として、立体的な音場を実現するシートスピーカーと「360 Reality Audio」に対応したストリーミングサービスなどのエンタテインメント要素も搭載しているという。
なお、設立される新会社では、AI・ロボティクス技術を最大限に活用し、誰もが日常的にロボットと共生する世界の実現を目指すとしている。
VISION-S 02 (出所:ソニーグループ)
