宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月6日2時58分頃(日本時間)、オーストラリア・ウーメラ砂漠より藤本正樹・JAXA宇宙科学研究所副所長が情報を発信、小惑星探査機「はやぶさ2」の再突入カプセルの追跡が順調に進んでいることを報告した。ビーコンは予定通り受信できており、最後に消えたところまで確認できたという。

JAXAのネット中継には、管制室より津田雄一プロジェクトマネージャが出演。「本当に良かった。ビーコンが消えたということは、無事着地したということを意味している」とコメント。カプセルの再突入の映像については、「美しい大気圏再突入だった。我々も感動した」と述べた。

JAXAによると、3時7分ころに、着地点の特定が完了したとのこと。これから現場にヘリコプターを出し、状況を確認する予定となっている。

なお、はやぶさ2本体は、予定通り2時31分ころ、日陰から出たことが確認された。これから地球を離れ、新たな旅に出発するが、2027年12月には、スイングバイのために再び地球に戻ってくる予定だ。

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  • はやぶさ2の日陰待機からの復帰を確認し、拍手が沸き起こった運用管制室 (C)JAXAイベントライブ配信専用チャンネル