米国航空宇宙局(NASA)は9月28日(米国時間)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一宇宙飛行士ら、日米の宇宙飛行士4名が登場するスペースXの宇宙船「クルードラゴン」の打ち上げが10月31日に決まったことを明らかにした。

クルードラゴンは、2020年5月31日(日本時間)、2人の宇宙飛行士を乗せた試験機の打ち上げに成功。野口宇宙飛行士らは、本格運用の1号機(SpaceX Crew-1 mission)に搭乗することとなる。

打ち上げ場所は米国フロリダ州のケネディ宇宙センターの第39発射施設で、打ち上げ時間は米国時間の2時40分(日本時間だと同日15時40分)を予定している。

搭乗者は、野口宇宙飛行士のほか、NASAのマイケル・ホプキンス宇宙飛行士(船長)、同ビクター・グローバー宇宙飛行士、同シャノン・ウォーカー宇宙飛行士の合計4名で、打ち上げ後、国際宇宙ステーション(ISS)に約6か月間滞在し、科学実験などを行う予定となっている。

なお、野口宇宙飛行士は、今回が3回目の宇宙飛行となる。また、2021年春に打ち上げ予定のクルードラゴンには、日本人として、星出彰彦宇宙飛行士が続いて搭乗する予定となっている。

  • 野口宇宙飛行士

    クルードラゴンでのトレーニング中の4名の宇宙飛行士。左からシャノン・ウォーカー宇宙飛行士、ビクター・グローバー宇宙飛行士、マイケル・ホプキンス宇宙飛行士、野口聡一宇宙飛行士 (C)NASA