JALは12月16日、国内線・国際線航空券の予約発券やジャルパック海外・国内パッケージツアー商品の販売を行う、JALプラザの窓口でのサービスを遠隔の顧客に提供し、対面ならではのサービスの価値と需要を検証すると発表した。

実証実験では、NTTコミュニケーションズが開発したリアルタイム遠隔応対システムを用いて、窓口での対話に近い環境を実現する。同システムは、マーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」 を活用して開発されている。

具体的には、JALプラザ側では、撮影映像から人物のみを抽出して、顧客側の透明ディスプレイに投影。その際、資料も投影することができる。顧客はディスプレイを見ながら、店舗窓口と同等のサービスを応対を受けることが可能。

JALは、顧客自身でインターネットの普及により、旅行情報の収集や航空券の手配などを行えるようになっているが、店舗窓口に行く機会がない人にも、店舗窓口と同様のサービスを体験して、対面だから提供できる価値とその需要を検証したいとしている。

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