宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月5日11時32分(日本時間、地上時間)、衝突装置(SCI)を用いたクレーター生成の様子を観測するための分離カメラ「DCAM3」の分離を確認したことを明らかにした。

DCAM3ははやぶさ2に代わって爆発の様子の撮影を試みる独立型のカメラ。デジタルカメラとアナログカメラの2つのカメラを搭載しており、これらでクレータ生成の様子を撮影することに挑む。

なお、はやぶさ2は11時56分の時点で、退避動作中に問題がないことが確認されているほか、DCAM3との通信も確認され、画像を受信する体制が整ったともしている。

  • DCAM3

    公開された分離機構に設置された状態のDCAM3のエンジニアリングモデル(EM)