西菱電機は7月2日から、「Seiryo Business Platform(SBP)」のIoTサービスを開始し、その第一弾として、「IoTスターターキット」を提供すると発表した。これにより、年間10万円以下から、IoTダッシュボードを利用できるようになる。

SBPは、"モノのインターネット(Internet of Things)"と"現場コミュニケ―ション(Field-Communication)"を1つのプラットフォームで繋ぐことで、現場の改善に必要な"人やモノの見える化"とチーム内の"コミュニケーション強化"を促進させることを目的とする。

  • システムの概要図

    システムの概要図

今回発表されたキットは、製造業の生産現場の効率を改善することを目的としたものであり、年間9万円(税別)で提供される。温湿度、照度、加速度、反射、距離、電流の6種類のセンサーブロック(センサー)セット、スマホゲートウェイ、1年間のダッシュボードの利用権が含まれる。

  • センサーブロック

    センサーブロック

同社が提供する「IoTダッシュボード」は、すべてのIoTデバイスのハブとして、様々なものの「見える化」をサポートできるという。生産現場における稼働状態のデータ化を目的とした実証実験では、設備機械に設置した反射センサー・距離センサー・電流センサーで計測したデータから稼働・段取作業中・非稼働に分類して蓄積させることで、稼働率及び稼働状態を精緻に把握することに成功している。