テレダイン・レクロイ・ジャパンは10月7日、100GHz帯域および240GSpsに対応したリアルタイムオシロスコープ「LabMaster 10-100Zi」を発表した。

同オシロスコープは同社の高性能モジュール型オシロスコープ「LabMaster 10Ziシリーズ」における最新の捕捉モジュールで、モジュールを複数組み合わせることで、ユーザーは、モジュールに1つまたは2つのチャンネルしかない場合でも多チャンネルのオシロスコープを構築する事が可能になるという特長を有しており、各種モジュールの組み合わせ次第で最大80チャネル36GHz、20チャネル100GHzのオシロスコープを構築する事が可能だという。

同社では、同オシロスコープを活用することで、次世代の通信システム、広帯域電子部品、基礎科学研究などに取り組む技術者や科学者が実験で発見する最高速の現象を捕捉・解析する事ができるようになるとしており、すでにアルカテル・ルーセントにて、将来の光通信ネットワークに期待されるデータ量を増やす新たな方法の実現に向け、160GBaud QPSK信号を検出できる最高帯域のコヒーレント光受信機のプロトタイプ品の実証に用いられたとしている。

なお、同オシロスコープの仕様は以下のとおり。

  • 100GHz、240GS/s、1ch、40Mポイント
  • (36GHz、80GS/s、4ch、20Mポイント)
  • (65GHz、160GS/s、1ch、20Mポイント)

100GHz帯域および240GSpsに対応したリアルタイムオシロスコープ「LabMaster 10-100Zi」