低価格/低消費電力の「OMAP-L132 DSP+ARM」

Texas Instruments(TI)は、、同社のOMAPプロセッサ「OMAP-L1x DSP+ARM」シリーズ中、最も低価格で低消費電力を実現した「OMAP-L132 DSP+ARM」発表した。工業用温度範囲およびセキュア・ブート・オプション付きですでにサンプル供給を開始しており、量産製品の単価は1万個受注時で8.55ドル(参考価格)からとなっている。

同製品は、最高200MHz動作の固定小数点および浮動小数点処理用低消費電力DSP「C674x」PおよびARM9コアを統合したもので、Ethernet MAC(EMAC)、MMC/SDポートおよびハイスピードUSB 2.0などのペリフェラル群も統合しつつ、 動作時の消費電力370mW(代表値)、スリープモード時の消費電力(11mW)を実現している。

なお、同社では、統合されたDSPコアは、信号フィルタ、変調/復調およびモデム機能をはじめとしたワイヤレス・プロトコル対応の各機能をサポートした、PSR(公衆安全無線)に最適だと説明している。