E Inkとセイコーエプソンは、電子ペーパーディスプレイおよびその表示制御プラットフォームからなる、解像度300dpiの電子ペーパータブレットが実現できる「高精細電子ペーパーデバイス」を共同開発したことを発表した。電子ペーパー端末メーカーは同デバイスを採用することで、高精細の電子ペーパータブレットを短期間で効率的に開発することが可能になるという。

E Inkとエプソンが開発した高精細電子ペーパーの開発支援ボード

電子ペーパーを搭載した電子書籍端末は、低消費電力で薄くて軽いなどの特長により市場を拡大させている。また、近年では電子ペーパーの特長が生きる、大量の情報を正確に高速で表示することが必要な分野における利用要望も高まっており、特にビジネス・教育用途では、複雑で精細な図面、イラスト、漢字などを滑らかな階調表現で正確に表示するために、現在の160dpi程度からのさらなる高精細化、また、膨大な情報を瞬時に閲覧するために高速でのページ送りや快適な操作性が求められている。

こうしたニーズに対応するため両社は、300dpiの解像度を実現した高精細電子ペーパーディスプレイをE Inkが、その高速表示や快適な操作性を可能にする表示制御プラットフォームをエプソンがそれぞれ開発し、高精細の電子ペーパータブレットが実現できるソリューションとして統合し、提供を行うことを決定したという。

なお、両社では、同デバイスを搭載した電子ペーパータブレットは、従来の電子書籍端末と比べて、読みやすさ、使いやすさが向上するため、膨大な量の情報処理が求められるビジネス・教育用途や、日本や中国など漢字圏での普及が期待されるとしている。