2009年、野村総合研究所は足元を見直しさらなる成長を目指します

2009年の年頭にあたり、ご挨拶申し上げます。

米国発のサブプライムローン問題に端を発した世界的な金融危機により、昨年後半、世界経済は大きな打撃を受けました。その結果、実体経済にも大きな影響が及び、金融機関だけでなく製造業をはじめとした多くの産業において、事業を取り巻く環境が非常に厳しくなっています。このような状況に対応するため、多くの企業は懸命な努力を続けています。野村総合研究所グループ(以下、「NRIグループ」)はこのような努力を続けているお客様と一体となり、厳しい事業環境を克服し、中長期の成長を果たすためのさまざまな課題に真正面から取り組んでいきたいと考えています。

一方、NRIグループでは、2009年を"足元を見直す良い機会"ととらえております。

厳しい事業環境が想定されますが、それを変革のための好機ととらえ、どのような環境においても成長を続けることのできる筋肉質の経営基盤・事業基盤を構築することを目指します。そのため、従来より取り組んでいる、品質向上のための施策についてはさらに力を入れるとともに、あらためて基本に立ち返り、効率的・機動的な組織への革新に取り組んでまいります。

NRIグループでは、昨年、グループの長期ビジョンである「NRIビジョン2015」を策定しました。「NRIビジョン2015」では、2015年を念頭に「業界横断的・市場横断的なビジネスプラットフォームの提供」、「グローバル展開」、「成長を支える生産革命」を実現するという目標を掲げています。

2009年は長期ビジョン実行の2年目にあたります。非常に厳しい事業環境ですが「NRIビジョン2015」の実現に向けてグループが一丸となってこの難局に当たりたいと思います。

私もその先頭に立って成果を上げるべく取り組んでまいります。

2009年1月5日

株式会社野村総合研究所
取締役会長兼社長 藤沼彰久

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