今回のテーマは「地上高」と「車検」の関係性についてです。
「車高が低い方がかっこいい！」と言う考えの方は今も昔も多く、長年定番のカスタマイズとして実際に車高を低くしている方がいます。
ですが当然車検の検査項目の対象になりますので、ルールを知らずに車検に引っかかってしまうことも少なくありません。
本記事では、「車検に通るために必要な最低地上高は何センチ？」いう疑問と注意点やポイントについて徹底的に解説していきます！
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車検に通る車高は最低何センチ？
結論から言うと最低地上高の基準は普通自動車、軽自動車ともに9センチ以上と規定されています。
つまりそれ以下になってしまえば車検に合格出来なくなります。
但し、取り付けている部品や車体のサイズによっては9センチ以上の車高が求められるため事前確認が必要です。
ちなみに一般的に車高と呼ばれていますが、正式名称は最低地上高と言います。
最低地上高について
最低地上高は水平な地上面から自動車の最も低いところまでの垂直な距離を指します。
この最低地上高の基準は、安全に走行するために、道路の凹凸や段差で車が損傷しない高さを想定して設定されています。
走行の安全性に関わる性質上、最低地上高も国が定める保安基準に適合するかをチェックする車検の検査対象であり、道路運送車両保安基準の細目を定める告知の第163条で、全面における地上高は9センチ以上と定められています。
車高を自分で計測する際のポイントと注意点
車検の前に不安がある場合は、事前に自分で計測しておくことも必要でしょう。
その場合は以下の点を確認してください。
空車の状態で測定
人や荷物が乗っている状態だと、車が沈んでしまい正しく測定できません。
タイヤの空気圧が規定値である
タイヤの空気圧が規定値より低い状態だと、車が沈んでしまいます。
車検に合格するために空気圧を最大限に入れる人がいますが、タイヤの寿命を縮めたり、走行に問題が発生する危険があるので注意しましょう。
凸凹のない平面で測定する
水平な地上面から車の最も低いところまでの垂直距離で測定することを保安基準で定められているため、坂道や凸凹のない場所で巻尺等で正しく測定しましょう。
車検時の注意点
車高の基準が適用されるのは自動車のボディを含むパーツであり、マフラーやボルド、デフケースやオイルパンなどが対象となっております。
ですので、マフラーを改造している場合は注意が必要です。
車高を下げた車は、マフラーのタイコ部分が車の最も低い位置になる事が多く、デフケースやオイルパンなど膨らんだ形状をしている箇所やボルトの頭が突出している箇所も注意しましょう。
車高が基準に満たない場合
車高が足りなくなる理由は二つあります。
一つ目はマフラーやリアデフ部分を自身でカスタマイズしていることです。通常、専門業者に依頼して車高を低くする場合は基準値を超えることはありませんが、自身で低くすると、基準値より車高が足りないことがあります。
二つ目はウィンカーやフォグライトがついたバンパーを装着しているからです。
樹脂製のバンパーやエアロパーツは車高基準の対象外で、基準値も5センチ以上と定められているのですが、フォグランプやウィンカーなどの灯火類がついたエアロパーツやバンパーは樹脂製であっても車高の基準値は9センチ以上になります。
事前に車高に問題がないか確認する方法
自身で計測する時間がない、不安がある方は事前に問題がないか車検業者に依頼しましょう。
ディーラー、ガソリンスタンド、車検専門店、設備工場で受けられます。また、車検業者によってかかる費用が変わってくるので、一度確認してから依頼するのが良いでしょう。
結論
車検に合格するための最低地上高は9センチ以上です。
マフラー、リアデフ部分が最も低い位置にあるので、車検前に注意し測定する。
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まとめ
いかがでしたでしょうか？
本記事では、「車検に通るために必要な最低地上高は何センチ？」いう疑問と注意点やポイントについて解説させていただきました。
車検に向けての準備はもちろん、安全で快適なカーライフを送るために参考にして頂けたらと思います！
そして実際に車検を受ける際は自分にあった最適な業者選びが最も大切です！
「楽天Car車検」や「EPARK車検」等を活用し、予算、希望にあったピッタリの車検業者を見つけることをお勧めします！
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