メイクアップ資格の難易度は?合格率についてもご紹介!

メイクアップ資格を取得する場合、試験の難易度や合格率が気になる方も多いのではないでしょうか。

メイクアップ資格は種類によって試験内容や難易度、合格率がそれぞれ異なるため、事前に知ることが大切です。

今回は、メイクアップ資格の難易度や合格率について解説します。

当サイトに掲載されている、メイクアップ資格の通信講座についての記事とあわせてご覧ください。

メイクアップの通信講座の記事はこちら

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徳永浩光

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目次

メイクアップ資格はどんな種類がある?

日本メイクアップ技術検定
  • スキンケアやメイクの技術・接客力・知識力を取得
  • 国内外資系の化粧品メーカーへの就職を優遇
メイクアップ認定講師
  • 皮膚の構造・スキンケアやメイク・リンパトリートメントの技術・知識力を取得
  • フリーのメイクアップアーティスト・美容部員・メイクアップ講師・介護医療業界でのメイクセラピストとして活躍できる
コスメ検定®︎
  • 化粧品の成分・美容皮膚科学・スキンケアやメイクの知識・美肌に影響を与える要因となる運動や食事・睡眠・紫外線の基礎知識を取得
  • 国内外資系の化粧品メーカー・メイクアップアーティスト・美容院・エステ・ネイルサロン・介護医療業界で活躍できる
メイクセラピー検定
  • 心理カウンセリングの手法を取り入れたメイクアップ技法・メイクの知識・マナーを取得
  • メイクセラピスト・メイクアップアーティスト・セミナー講師・医療・福祉・就職転職時の印象管理支援アドバイザーとして活躍できる
国際メイクアップアーティスト
  • 普段使いのメイクから専門的な技術メイク方法を取得
  • 美容部員・美容師・医療・福祉・フリーのメイクアップアーティストとして活躍できる

メイクアップ資格はさまざまな種類があるため内容により合格後、活躍できる職種も異なります。

メイクの知識だけではなく、皮膚構造の知識や心理カウンセラーとして心理学も学習できるため幅広い知識の取得が可能です。

メイクアップ資格の難易度は?

メイクアップ資格の難易度はそれぞれの資格によってさまざまです。

ここからは、各資格の難易度を解説します。

日本メイクアップ技術検定

日本メイクアップ技術検定試験は3級・2級・1級と3つに分かれており、それぞれ実技試験があります。

  • 3級:スキンケアからベースメイク、チーク・ハイライト・ローライトまで基本技術の過程と仕上がりを審査
  • 2級:スキンケアからフルメイクアップまでの過程と仕上がりを審査(3級合格者のみ受験可能)
  • 1級:モデルの悩みや要望に沿ってイメージメイク接客を行う(2級合格者のみ受験可能)

3級・2級は実技メイクをモデルで実践するため、難易度が上がりやすく独学だと難しく感じる場面もあるでしょう。

1級ではモデルの悩みや要望を聞きながらイメージメイクを行う技術力が求められるため、より難易度は上がります。

また、筆記試験はどの級もそこまで難しくはないため、しっかりと学習すれば問題ありません。

メイクアップ認定講師

メイクアップ認定講師は、通信講座受講後に指定の課題を提出すると合格できるため、そこまで難しくないでしょう。

課題の内容は全部で9つあり、A4サイズの用紙1枚につき1課題を行いそれぞれ写真を添付して提出します。

  • 顔とデコルテ:左右一方の方でリンパトリートメントとヘッドトリートメントを行う
  • 眉メイク:顔全体や左右のバランス、形、濃さが整っているか
  • アイライン:目の形に沿ってラインが綺麗に引いてあるか
  • アイシャドウ:濃さと薄さのバランスを見ながらグラデーションになっているか
  • つけまつ毛:つけまつ毛とグルーが目の形に沿って付いているか
  • チーク:ぼかしを入れて自然な仕上がりになっているか
  • リップ:口角ラインに沿って仕上がっているか

各メイクの審査が行われるため、それぞれビフォーアフターの写真を添えて提出すると、1〜2ヶ月程度で認定証が届きます。

万が一、認定されなかった場合は再提出が可能でありサポート体制も充実していることから、課題対策が万全に行えるでしょう。

コスメ検定®︎

文部科学省後援のコスメ検定®︎は、3級・2級・1級と3つに分かれています。

  • 3級:間違えやすい美容やコスメの知識
  • 2級:肌悩みに応じた化粧品やメイク方法・紫外線や食事・運動など美肌に関連する要因の基礎知識
  • 1級:3級・2級の知識を踏まえた上で化粧品成分や科学的根拠のある正しい知識

このように、3級ではコスメの基礎知識が出題されますが、2級・1級になると専門性が求められます。

また、試験問題はテキストから出題されるため、難易度はやや易しめと言えるでしょう。

しかし、1級は化粧品成分などの専門性が求められますし、覚える用語も多いことから油断は禁物です。

メイクセラピー検定

メイクセラピー検定は、3級・2級・1級に分かれており、2級と1級は実技試験もあります。

  • 3級:メイクセラピーの概要を理解できる
  • 2級:メイクやマナーなど関連業界へのライセンス活用・実技は対面30分のオーダーメイク
  • 1級:メイクやマナー・カウンセリングなど関連業界でメイクセラピーを活用・実技は40分のオーダーメイク

3級では筆記試験であることから、テキストを用いてしっかりと学習すれば問題ないでしょう。

2級と1級は実技試験もあり、時間制限内でモデルに沿ったオーダーメイクを行う必要があるため、やや難関です。

また、ただ単にモデルへメイクを行うのではなく、要望に沿ったメイクを意識しながら完成させることが重要です。

国際メイクアップアーティスト

国際メイクアップアーティストは、指定のスクールに通いカリキュラムを修了すると認定試験を受験できます。

試験の難易度は公表されていませんが、カリキュラム修了後に受験できることから、しっかりと学習すれば問題ないでしょう。

また、試験は筆記と実技もあることから、モデルを活用したメイクアップ技術が求められます。

筆記で合格しても実技で引っかかる可能性もあるため、苦手分野は克服して試験に取り組むことをおすすめします。

メイクアップ資格の合格率について

メイクアップ資格の合格率は、資格や各級によって異なります。

ここからは、メイクアップ資格から直近で行われた試験の合格率について解説します。

日本メイクアップ技術検定

日本メイクアップ技術検定の試験は7月・2月の年2回実施され、直近では2023年7月に実施されました。

各級の合格率を見てみると、3級84.0%・2級70.7%・1級50.0%で正答率は100点満点中80点です。

筆記試験はマークシート式で約100問の問題が出題、マークシートへ回答できるため暗記が苦手な方でも安心です。

また、実技試験では準備から完成まで細かくチェックされますが、施術中はメイク用品を床へ落とすと減点対象になります。

メイクアップ認定講師

メイクアップ認定講師の合格率は98%とほとんどの受験者が合格しています。

PBアカデミーオリジナルの資格であるメイクアップ認定講師は、講座を受講後に指定の課題を提出すると合格証が貰えます。

課題は受講中に学習した内容が出題されることから、しっかり学習と復習を行えば問題ないでしょう。

万が一、不合格になった場合は課題の再提出が可能なため、諦める必要はありません。

コスメ検定®︎

コスメ検定®︎の試験は春と冬の年2回実施されます。

各級の合格率を見てみると、2級75.5%・1級67.7%であり、正答率70%以上です。

筆記試験は公式テキストから出題され、2級・1級どちらも60問となっています。

3級はコスメ検定®︎のWebからいつでも受験可能で20問出題、正答率は80%以上だと合格です。

3級に限り不合格になった場合のみ再度受験が可能、合否はその場で分かるため合格だと、PDF合格証が届きます。

メイクセラピー検定

メイクセラピー検定の試験は3級・準2級・2級・1級・特級の5種類に分かれており、各級の合格率は、3級90%以上・準2級70~80%・2級60~70%・1級40~60%・特級10~30%となっています。

筆記試験は3級のみマークシート式で60分、準2級は選択問題で60分、2級・1級だと記述式を含む解答となり、2級が60分、1級が50分、特級については記述式のみで30分です。

実技試験は準2級がセルフメイク画像提出、2級と1級はオーダーメイド式で、2級が20分、1級が50分となっています。

特級の実技試験はオーダーカウンセリング~メイクとなり50分間です。

どの級でも実技試験の際、カウンセリング対応やマナーも得点対象になるなど、準備から完成まで細かい面も審査されるため、ミスで減点されないように注意しましょう。

国際メイクアップアーティスト

国際メイクアップアーティストの試験は会場で年2回、在宅で年4回実施、直近では10月に実施されました。

国際メイクアップアーティストの合格率は一般公開されていないため、詳細が分かりません。

しかし、国際メイクアップアーティスト指定校で学習した内容が出題されるため、ほとんどの受験者は合格しています。

筆記試験と実技試験が実施されることから、事前にカリキュラムで学習した内容を復習すると問題ないでしょう。

また、スクーリングで試験対策講座を受講できる場合もあるため、心配な方は参加することをおすすめします。

メイクアップ資格でよくある質問

メイクアップ資格を取得する際によくある質問を3つピックアップしました。

資格取得前の情報として参考にして下さいね。

1日で取れる資格はある?

メイクアップ資格を1日で取れる資格はコスメ検定®︎3級のみです。

コスメ検定®︎の3級はWebで受験できるため、コスメや美容が好きな方だとすぐに合格できるかもしれません。

しかし、無料で取得可能な資格であることから、化粧品や美容関係の面接では記載しない方が無難です。

なぜなら、問題数は20問と少なく基礎知識のみ出題され、2級や1級の性質と異なるため書く必要は無いでしょう。

メイク検定3級の合否はすぐに確認できる?

メイク検定3級は公式サイトから気軽に受験可能であり、合否もすぐに確認が可能です。

メイク検定2級・1級を受験予定でどのような内容が出題されるか気になる場合は、試してみることをおすすめします。

また、メイク検定3級に合格後、SNSでシェアするとPDF合格証が発行されるため忘れずにダウンロードして下さい。

書面で合格証が欲しい場合は、3,300円(税込)を支払うかSNSにシェアすると無料で発行が可能です。

メイクアップ資格は仕事に生かせる?

メイクアップ資格を保有していると、化粧品会社への就職や美容師、ネイリスト 、メイクアップアーティストとしても活躍できます。

また、介護や医療現場、製薬会社など幅広い分野で生かせることから、就職や独立を目指している方にはおすすめです。

仕事以外でSNSやYouTuberの美容部門にチャレンジしたい場合は、美容のプロとして情報発信が可能です。

まとめ

今回は、メイクアップ資格の難易度と合格率について解説しました。

メイクアップ資格を受験する際は、事前に難易度や合格率を調べると試験に向けて準備が行いやすいでしょう。

また、今回紹介したメイクアップ資格は難易度が易しいことから、初心者でも受験しやすいかもしれません。

当サイトに掲載されている、メイクアップ資格の通信講座についての記事もあわせて参考にし、合格を目指して頑張ってください。

メイクアップの通信講座の記事はこちら

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編集者

キャリアコンサルタントの国家資格を所有しています。実際に資格取得で役に立った情報をお届けしていきますので、これから資格取得を考えているあなたの手助けができれば幸いです。

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