- できるだけお金をかけずに勉強したい
- 時間の制約があるなかでも続けられる勉強法がいい
- 学習につまずいてしまわないか心配
弁護士になるための「司法試験・予備試験」に向けて勉強をスタートさせたいけれど、勉強法にお悩みではありませんか?
この記事では、人気の通信講座6つを比較し、あなたにぴったりの講座選びをお手伝いするとともに、どのように選べばいいのか、また独学でも合格できるのかなど、勉強をはじめる前に知っておきたい情報を紹介します。
講座選びは、自分のライフスタイルや勉強に費やせる時間など、妥協できない条件を軸として、それに見合った特徴をもつ講座を選ぶのがポイントです。
勉強時間を十分に確保できる場合は伊藤塾やアガルート、かたや短期集中型で勉強したい場合はスタディングやWセミナー(TAC)をおすすめします。
人気の司法試験・予備試験通信講座に関する最新キャンペーン情報をまとめました。
各社、キャンペーンなどを実施しています。
詳しくは以下の表をご覧ください。
弁護士 おすすめ通信講座ランキング |
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通信講座 | コース名/料金 | 講義時間 |
アガルート |
→アガルート 司法試験の記事はこちら |
約850時間 |
スタディング |
→スタディング 司法試験の記事はこちら |
約365時間 |
資格スクエア |
※無料説明会参加で9.9万円オフ |
公表なし |
伊藤塾 |
→伊藤塾 司法試験の記事はこちら |
講義時間+回数:約754時間+132回 |
(2023年8月時点の情報です。)
当サイトのおすすめはアガルート、資格スクエア、伊藤塾の講座です。
最新情報は各社の公式HPにてご確認ください。
司法試験予備試験のおすすめ通信講座ランキング
司法試験予備試験のおすすめ通信講座を6つ紹介します。
通信講座ごとに料金や講義時間、サポート体制などが異なるため、ライフスタイルや充当できる勉強時間を考慮することはもちろん、自分が受けたい指導やサービスなどにも目を向けて講座選びをしましょう。
通信講座 | コース名/料金 | 講義時間 | 合格率/実績 |
アガルート |
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約850時間 |
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スタディング |
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約365時間 | 公表なし |
資格スクエア |
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公表なし | 毎年合格者を多数輩出 2019年度試験では、論文試験1位合格者が資格スクエア生 |
伊藤塾 |
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講義時間+回数:約754時間+132回 |
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LEC東京リーガルマインド |
【スマホで司法試験 S式入門講座】
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約760時間 | 入門講座出身の司法試験合格者が5,182名(1993~2019年) |
Wセミナー(TAC) |
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約303~480時間 | 公表なし |
アガルートの通信講座特徴・評判
コース名/料金 |
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カリキュラム |
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アガルートの特徴とこの講座がおすすめの方
アガルートの通信講座としての特徴と、おすすめできる方をそれぞれ3つ紹介します。
アガルートの通信講座としての特徴
アガルートはこんな方にオススメ!
令和4年の司法試験において、合格者の45.3%がアガルート出身者という、業界屈指の合格実績をもつ通信講座です。
法律をはじめて学ぶ方でも分かりやすいよう、具体例を交えた約300時間のオンライン講義と、オリジナルのフルカラーテキストで必要な知識を習得します。
テキストを3周する反復学習により短期間で基礎力を固めたら、そのまますぐに短答対策・論文トレーニングへと進みます。
問題を解いたり実際に論文を作成したりといったアウトプットに重きを置いて学習することにより、試験で必要とされる実践力が身につくでしょう。
予備試験において、合格のカギを握るのは論文式試験対策にあります。
そのため、予備試験を制するなら論文式試験の学習を「早期」から「正しい手順」でスタートさせなければなりません。
アガルートでは、論文答案の書き方から基本の問題演習、さらには過去問を十分こなせるようになるまで、段階的なプロセスで実力が養えるようカリキュラムが設定されています。
着実で正確にステップアップできる学習法であるため、論文対策に不安を抱えている方や、回り道することなく合格を勝ち取りたい方は、第一選択として検討すべき通信講座といえるでしょう。
また、論文添削は100通におよび、オンライン添削対応なので、スマホがあればいつでもどこでも確認できます。
採点基準も明確で、丁寧かつ十分な指導が受けられるため、弱点の克服に最適です。
受講生をサポートするフォローアップ制度が充実しているのも、アガルートの強みで、質問は何度でも無料で応じてもらえ、毎月1回の定期カウンセリングでは、学習における不安や悩みを相談できます。
レベルが難解になればなるほど、消化しきれない課題や困難が立ちはだかるため、一つひとつ問題を解消できるフォローアップ制度は、積極的に活用しましょう。
さらに、アガルートではさまざまなキャンペーンを実施しています。
大幅な割引を受けられることもあるので、気になる方はお得な割引情報を随時チェックしておきましょう。
アガルートを受講した合格者からの評判・口コミ
マネオプで用意されたカリキュラムをこなしました。
今振り返ると、インプットとアウトプットを並行して行う勉強方法はとても効率的・効果的だったと強く感じます。
また、対面での指導では、例えば解釈は文言と趣旨から導くといった本当の基礎から丁寧に教えていただき、正しい学習の姿勢を自然に身につけられました。
引用:https://www.agaroot.jp/shiho/column/voice-r2-yobi-01/
アガルートは受講に関する相談が無料でできる!
アガルートには、受講に関する不安について無料・かつ簡単に相談できる窓口が設置されています。
司法試験予備試験は、学習の始め方や自分に合った学習方法など、わからないことが多い状態からスタートすることがほとんどです。
そもそも年齢的に受験できるかどうか不安に感じているという方も多いでしょう。
資格試験の学習を進めるうえでの不安について無料で相談できるため、安心して受講できるようになります。
受講相談は完全予約制で、電話もしくはZoomでの対応です。
アガルートの無料受講相談に関する詳細は、以下のボタンから公式サイトにて確認してください。
スタディングの通信講座特徴・評判
コース名/料金 |
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カリキュラム |
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教材/テキスト |
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eラーニング |
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合格率/実績 |
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サポート体制 |
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予備試験合格特典 |
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スタディングの特徴とこの講座がおすすめの方
スタディングの通信講座としての特徴と、おすすめできる方をそれぞれ3つ紹介します。
スタディングの通信講座としての特徴
スタディングはこんな方にオススメ!
驚くほどの格安受講料を実現する、オンライン通信講座です。
予備試験合格コースは、128,000円(税込)と大変リーズナブルな価格で受講できるため、費用がネックで受講をあきらめていた方にとって、うってつけの通信講座といえるでしょう。
大きな特徴はスマホ完結型の通信講座であることです。
従来の紙教材をメインとした講座とは異なり、講義をはじめテキストから問題演習まで学習のほとんどをオンライン上で学べます。
スマホさえあればいつでもどこでも勉強できるため、仕事に忙しい社会人や学業に追われる学生がスキマ学習をするのにぴったりです。
原則として、製本された冊子のテキストは付属されません。
紙教材による学習を希望する際は、各自Webテキストを印刷するなど工夫が必要です。
また、スタディングは効率よく短期間で学びを得ることを重視しています。
長年の研究によって編み出された短期合格に必要な勉強法と学習プログラムで、効率的に合格を勝ち取りたい方におすすめできる通信講座です。
受講料が安価である分、論文の添削指導や質問制度がないなどサポート体制にはやや劣る部分がみられるため、自ら積極的に問題を解決できる方向けの通信講座といえます。
(有料のQ&Aチケットを購入することで、講師への質問が可能です。)
スタディングを受講した合格者からの評判・口コミ
働きながらの勉強でしたのでスキマ時間をフルに活用しました。スタディングは講義が細かく分かれてますので、スキマ時間を利用するにはもってこいでした。
細切れの時間でもそれを合わせるとかなりの時間勉強できます。社会人の方もスキマ時間の有効利用により勉強時間を確保すれば合格も夢ではないと思います。
その意味でスタディングの講座は細切れの時間にもタブレットやスマホ一つで受講できるので社会人向けかと思います。
引用:https://studying.jp/shihou/itempage/course-yobishikensogo2022-2023.html
資格スクエアの通信講座評判・特徴
コース名/料金 |
※無料説明会参加で9.9万円オフ |
※無料説明会参加で9.9万円オフ |
カリキュラム |
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教材/テキスト |
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<デジタルテキスト・PDFダウンロード可能>
<付属の製本版テキスト>
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eラーニング |
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添削通数 |
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合格率/実績 |
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フォローアップ・指導 |
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サポート体制 |
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予備試験合格特典 |
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資格スクエアの特徴とこの講座がおすすめの方
資格スクエアの通信講座としての特徴と、おすすめできる方をそれぞれ3つ紹介します。
資格スクエアの通信講座としての特徴
資格スクエアはこんな方にオススメ!
講義・教材から学習サポートまで、試験合格に必要なものがつまった「フルパッケージプラン」を70万円とお手頃価格で受講できるオンライン学習講座です。
紙テキストが不要な方には、「製本なしテキストプラン」も用意されており、テキスト閲覧や問題演習にはすべてオンラインで取り組めます。
オンライン学習機能には、受講生から圧倒的な支持を集める短答演習アプリをはじめ、オンラインレジュメや条文リンク機能が標準装備されています。
講義を聞きながら、画面上で加筆したり条文を引いたりできるため、学習効率のアップにつながる便利な機能です。
また、資格スクエアはアウトプット学習を重視したカリキュラムを展開しています。
学習ステップごとに必要なアウトプットを段階別で提供し、もっとも重要となる論文添削は業界トップクラスの205通。
答案の添削や返却もマイページ上で行えるため、管理もしやすくなっています。
貴重な学習時間をアウトプットに割けるよう、コンパクトで無駄のない講義も魅力です。
資格スクエアと受講した合格者からの評判・口コミ
最初は、まず基本書を読み、それから講義を聴けばいいやと思ったのですが、このままでは終わらないということに気づき、資格スクエアで受講を開始しました。
あのまま独学で勉強を進めていたとしたら、どこが大事、どこが大事でないという温度感が分からずずっとインプットを続けていた可能性もあると思っています。
講義で大事なところを聴いて、早くアウトプットに取り組むことができた資格スクエアのカリキュラムは、自分にとってはとても有益でした。
引用:https://www.shikaku-square.com/yobishiken/interview_2019_1
伊藤塾の通信講座特徴・評判
コース名/料金 |
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カリキュラム |
【法律科目講義】
【リーガルトレーニング】
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教材/テキスト |
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eラーニング |
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合格率/実績 |
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サポート体制 |
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予備試験合格特典 |
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伊藤塾の特徴とこの講座がおすすめの方
伊藤塾の通信講座としての特徴と、おすすめできる方をそれぞれ3つ紹介します。
伊藤塾の通信講座としての特徴
伊藤塾はこんな方にオススメ!
予備試験ルートを経た司法試験合格者の約10人に9人が伊藤塾出身と、業界トップクラスの高い合格実績を誇る通信講座です。
毎年多くの合格者を輩出する背景には、司法試験に精通した実務家講師が多数在籍していることや、合格に必要でなおかつ実務の基礎となる法律知識を厳選して、カリキュラムに組み込んでいることがあげられます。
合計で約754時間におよぶ映像講義は、具体的かつ体系的にまとめられており、法律をはじめて学ぶ方でもわかりやすいのが特徴です。
オンラインで受講できるため、自分のタイミングに合わせて好きな時間に視聴できます。
搭載された最大2倍速のスピード再生機能や検索システムは、効率よく勉強するのに適しており、忙しい社会人や学生受講生の試験勉強のサポートをしてくれます。
すべてのデバイスで講義視聴が可能ですが、Androidは一部非対応となっているものもあるため、受講を検討する際は、あらかじめ視聴できるかどうか確認しておいたほうがいいでしょう。
受講形態は、教室通学もしくはWebによる通信講座のいずれかを選択でき、学習環境やライフスタイルに合わせて使い分けられます。
通信講座の受講生であっても、校舎で講義が受講できる聴講制度を利用できるため、ほかの受講生と臨場感のあるなかで授業を受けることも可能です。
学習の進捗管理やサポートをしてくれるクラスマネージャーや、勉強に関する不安や悩みを相談できるスタッフやコンサルタントが常時配置されているなど、サポート体制も充実しています。
伊藤塾を受講した合格者からの評判・口コミ
独学の後に伊藤塾に入塾し、体系マスターから順に講座を受講しました。独学を継続していたら、あるいは基礎マスターを飛ばして論文マスターを受講していたら、司法試験の合格はなかったのではないかと感じています。
引用:https://www.itojuku.co.jp/itojuku/merit/index.html
LEC東京リーガルマインドの通信講座特徴・評判
コース名/料金 |
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【スマホで司法試験 S式入門講座】
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カリキュラム |
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教材/テキスト |
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eラーニング |
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添削通数 |
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合格率/実績 |
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サポート体制 |
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予備試験合格特典 |
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LEC東京リーガルマインドの特徴とこの講座がおすすめの方
LEC東京リーガルマインドの通信講座としての特徴と、おすすめできる方をそれぞれ3つ紹介します。
LEC東京リーガルマインドの通信講座としての特徴
LEC東京リーガルマインドはこんな方にオススメ!
司法試験クラスの運営をスタートさせて40年以上と、長い実績をもつ予備校の通信講座です。
全7科目にわたる膨大なカリキュラムの指導は、ひとりの講師が担当します。
これにより、刑法と刑事訴訟法、民法と民事訴訟法など、相関性のある科目授業をもっとも習得しやすい形で受講できるといった点がメリットです。
また、毎年改定が重ねられているオリジナルテキスト「7(セブン)サミットテキスト」は、どんなルートから司法試験を目指しても合格できるよう、より多くの判例が収載されています。
予備試験のみならず、司法試験の受験にまで対応できる、万能型のテキストです。
そして特筆すべきは、1年合格専用コースとは別に、スマホ完結型の格安講座「スマホで司法試験S式入門講座」が開設されている点です。
司法試験の初学者向けコースは、通常受講料金に数十万円から百万円代までかかるのが相場ですが、このコースは13万2,000円〜と破格の低価格で提供されています。
そのため、低コストで法律学の入門編を学んでおきたい方におすすめしたいコースです。
講義はもちろん、テキストもオンライン閲覧が可能で、スマホさえあればいつでもどこでも学習できるといった手軽さも魅力です。
予備試験を1年で突破したい方は「予備試験1年合格専用コース」を、法律の勉強を気軽にはじめてみたい方は「スマホで司法試験S式入門講座」を検討されるといいでしょう。
LEC東京リーガルマインドを受講した合格者からの評判・口コミ
私が、LECを選んだ大きな理由の一つは、実績のある講師における講義が、他校よりも安く受講できたということにあります。
特に、私が選んだ先生は超難関とされた旧司法試験を1発合格した講師であり、多数の合格者を輩出していることから信頼がおけ講義もわかりやすかったこと、インプットを早く終わらせたら、後はひたすら問題演習を中心として学習して、疑問点がでてきたときにだけテキストに戻るといった方法が自分には合うと思ったため、LECの入門講座を受けることに決定しました。
私が選んだ先生の最大の売りは、先生の市販教材が豊富であるため、入門講座を受けつつ、その市販教材を使って自学自習も自分のペースで行うことが可能であり、疑問点がでたら著者である先生に直接質問できる体制があったことも受講したもうひとつの大きな理由です。
引用:https://www.lec-jp.com/shihou/reason/success/2019/k_r.html
私が司法試験予備試験の勉強を始めようと思ったとき、まず悩んだのがどの予備校の入門講座を利用するかということでした。
入門講座は勉強のとっかかりとして重要だと考えていたので、どの予備校にするか色々調べていました。するとスマホで受講できるS式入門講座が目にとまりました。
有名な先生が講義をしてくださり、価格も他の入門講座の3分の1程度と低く抑えられていたので受講することに決めました。
LECは上記講座のような画期的な商品を提供していただけるので、私はLECを選びました。
引用:https://www.lec-jp.com/shihou/nyuumon/kouza/smapho.html
Wセミナー(TAC)の通信講座特徴・評判
コース名/料金 | 【超速逐条予備フルパック(全160回)】
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【超速逐条総合パック(全121回)】
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【超速基礎力完成パック(全101回)】
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一般教育訓練給付制度 |
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eラーニング |
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合格率/実績 |
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フォローアップ・指導 |
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サポート体制 |
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予備試験合格特典 |
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Wセミナー(TAC)の特徴とこの講座がおすすめの方
Wセミナー(TAC)の通信講座としての特徴と、おすすめできる方をそれぞれ3つ紹介します。
Wセミナー(TAC)の通信講座としての特徴
Wセミナー(TAC)はこんな方にオススメ!
法律・会計など難関資格の取得をサポートする有名予備校が運営する通信講座です。
はじめて予備試験を受験する方におすすめの入門講座は、全部で3コースあります。
それぞれカリキュラム・講義時間が異なるため、時間に余裕があり十分な対策で試験に臨みたい方には、学習量の多い「超速逐条予備フルパック」コースがおすすめです。
論文を書くという、いわゆるアウトプット学習と個別の論文指導に重きを置いており、講義をはじめとするインプット学習は、的を絞ったコンパクト設計です。
そのため、合格に必要な知識を習得したあとは、アウトプット対策に十分時間を割けるようになり、結果的に短期間で合格水準まで実力を養えます。
毎月2回、講師に直接相談や指導を仰げる「個別相談制度」があるのもWセミナーの強みです。
日々の学習におけるカウンセリングはもちろん、作成した論文答案についても指導してもらえるため、個々の課題解決に直結したサポートが受けられます。
また、全国に22ヶ所あるTACの自習室を無料で利用できるのも、Wセミナーならではの特徴です。
学習場所をかえてリフレッシュしたい方、ほかの受講生からモチベーション面で刺激を受けたい方などに喜ばれるサービスといえるでしょう。
なお、「超速逐条総合パック」は業界唯一となる、一般教育訓練給付制度の対象コースに指定されています。
給付の該当者はお得に受講できるチャンスであるため、ぜひ検討してみてください。
失敗しない司法試験予備試験の通信講座の選び方
数ある通信講座のなかから、自分に合った講座を選ぶのはなかなか難しいものです。
そこで、失敗せず予備試験の通信講座を選ぶために、重視したいポイントを3つ紹介します。
人によって優先すべき点が異なるため、自分にとって何が重要なのかを考えながら読み進めてみてください。
- 試験勉強に慣れているかいないか、法律の予備知識があるかないか
- 講座スタイルが自分のライフスタイルにマッチしているかどうか
- 合格実績はどれくらいあるのか
試験勉強に慣れているかいないか、法律の予備知識があるかないか
予備試験の通信講座は、受講料が100万円前後と高額になるのが一般的です。
講義量や添削指導・カウンセリングといったサポート体制の充実度が増すほど、受講料もアップします。
その一方、スタディングやLEC東京リーガルマインドの「スマホで司法試験 S式入門講座」など、業界最安値となる13万円台で受講可能な通信講座もあります。
これらは、講義やテキスト・問題演習などカリキュラムのすべてがオンライン完結型で、スマホ1つでいつでもどこでも勉強できるといったメリットが魅力です。
しかしその反面、質問制度や添削指導などサポート面に劣る部分が多く、講義時間も比較的少ないシンプルな講座ともいえます。
そのため、スマホ完結型講座の受講を考えるなら、疑問が生じたときに自身で積極的に解決できるかや、法律の基礎知識が備わっているかなどの素養も含めて検討する必要があるでしょう。
講座選びは、試験勉強慣れの有無や、もともと持ち合わせている法律の予備知識と照らし合わせて、どれくらいの学習量を確保しなければならないか、またどれくらいのサポートを受けるとスムーズに学習が進められるかを考え、行いましょう。
まったくの初学者であれば、講義時間もサポートも十分に活用できる講座が理想ですし、試験勉強が得意な方、法律知識のベースがある程度できている方であれば、必要最小限のカリキュラムしか提供しない講座であっても合格を勝ち取れるでしょう。
講座スタイルが自分のライフスタイルにマッチしているかどうか
自身のライフスタイルがどんなものであるかによっても、選ぶべき講座は変わってきます。
1日24時間のうち、睡眠や食事、仕事・学業など生活に欠かすことのできない時間を除いた、残りの自由に使える時間を可処分時間といいます。
この可処分時間は、勤務時間がどれだけあるか、通勤・通学にどれだけ時間がかかるか、睡眠時間がどれだけ必要かなど、個々のライフスタイルによって異なります。
つまり、可処分時間が1日ないし1週間あたりに何時間確保できるかによって、マッチする講座は異なるということです。
目標となる試験日までに確保できる時間がわずかしかないにもかかわらず、講義時間も教材量も豊富な講座を選んでしまうのは、金銭面でも時間や労力の面でももったいない話です。
可処分時間が十分に確保できる方は、万全な対策がとれるフル装備の講座を、可処分時間があまり確保できない方は、学習のポイントや習熟スピードを重視した講座を選択しましょう。
合格実績はどれくらいあるのか
合格実績を見ることで、実際の試験に対応した学習がどれだけ積めるか、その講座のおおよそのクオリティを把握できます。
カリキュラムや指導法、教材の質など、講座ごとの特徴について文字を追うだけではわかりにくい場合でも、合格実績という数字で表されると明快で、講座ごとの特徴を比較検討しやすくなります。
優秀な実績があれば、それは通信講座の大きなアピールポイントとなるため、ホームページなどによくわかるよう記載があるはずです。
それぞれの講座が公表している合格実績は、しっかり確認しておきましょう。
その際は、母数である受験者数や対象となる受験者の注釈、ただし書きなどにも注意を払ってチェックしてください。
司法試験予備試験の安いおすすめ通信講座と割引キャンペーン
通信講座名 | コース名/料金(税込) | 講義時間 | キャンペーン |
スタディング |
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約365時間 | なし |
LEC東京リーガルマインド | 【スマホで司法試験 S式入門講座】
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390時間 | なし |
Wセミナー(TAC) |
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約303時間 | なし |
圧倒的な受講料の安さで目を引くのが、スタディングの予備試験合格コースです。
学習ツールのすべてをオンライン化し、人件費などの運営コストをカットすることで他社にはない低価格での受講を実現しています。
また、時期によってはキャンペーン価格でさらにお得に受講できることもあるため、ご検討の方は日頃からチェックしておきましょう。
予備試験のおすすめ予備校(通学スタイル)
通学スタイルでも講義を受講できる、予備試験のおすすめ予備校を紹介します。
対面形式で講義を受けたい方、ほかの受講生との関わりでモチベーションを高めたい方は、料金や開催場所についても確認しておきましょう。
予備校名 | コース名 | 料金(税込) | 開催場所 |
伊藤塾 | 司法試験 入門講座 2年合格コース | 1,121,900円~ | 東京・大阪 |
LEC東京リーガルマインド | 2年合格コース | 1,160,000円 | 東京・大阪をはじめLEC各本校 |
伊藤塾「司法試験入門講座2年合格コース」(通学・Web)
予備試験や法科大学院の合格を目指す、伊藤塾のスタンダードなコースです。
東京校では伊藤塾長が、大阪校では複数名の講師が授業を担当します。
それぞれの校舎で行われた講義はそのままライブ配信でも受講できるため、通学が難しい遠方の方でも安心してオンライン授業が受けられます。
仕事に追われる社会人や学校の授業・アルバイトに忙しい学生でも、着実に合格できるよう基礎からしっかり学べるコースです。
LEC東京リーガルマインド「2年合格コース」(通学・Web)
秋から始めて1.5年の学習期間で予備試験または法科大学院に合格することを目標とした、LECの代表的なコースです。
4クラスそれぞれに担当講師が異なり、強みや特色もまた違います。
そのため、自身の伸ばしたい部分や受けたいサポート、またスケジュールなども加味して、クラス選びをするといいでしょう。
東京・大阪で対面形式による授業も受けられますが、Web配信によるオンライン受講も可能です。
司法試験予備試験は独学でも合格できる?
出版されているテキストや問題集だけで学習する勉強法でも、独学で予備試験に合格することは理論上可能です。
テキストや問題集を活用すれば例題に触れながら学べるだけでなく、どんな問題が出るのかその傾向について問題例からある程度把握できるでしょう。
しかしながら、膨大な法律の知識をインプットし、適切な形でアプトプットできるようになるには、並外れた創意工夫や多くの時間を要します。
それほど、予備試験は難しい試験であるということです。
そのため予備試験に挑む方には、通信講座を活用した学習を推奨しますが、その理由として以下の2点を解説します。
- 勉強の方向性が明確である
- 学習サポートが得られる
勉強の方向性が明確である
多くの受験生が独学に抱く不安のひとつに、何もかも自分自身が手探りで進めていかなければならない点があげられるでしょう。
通信講座では決められたカリキュラムやスケジュールに沿って学習を進められますが、独学ではすべてを1から自分で決めていかなければなりません。
試験日から逆算して、テキストをいつまでに何ページ読み切るとか、いつまでにこの問題集を何周解くとか、ノルマや目標設定を細かく立てていく必要があります。
限られた学習期間のなかで、どんなポイントに絞り、どんなスピード感でインプット学習に取り組むのが最適なのか、学習の濃淡付けも初学者には難しいでしょう。
一度決めた勉強の方向性は修正しにくいものです。
最短距離で効率よく合格できる道を指し示してくれるのが通信講座のメリットといえるため、時間をかけずに予備試験の合格を勝ち取りたい方には、通信講座の受講をおすすめします。
学習サポートが得られる
独学では、わからない箇所が出てきてつまずいてしまっても助けてくれる存在はいません。
身近に知識のある人がいて聞ける場合であればまだしも、基本的には本で調べるか、インターネットで検索するかで対応することになるでしょう。
予備試験には論文式試験があります。
論文式試験を突破するには、習得した法律の知識を法律的な文章の書き方で論述できなければなりません。
この論文の書き方を学ぶことが、受験生にとって予備試験におけるひとつの山場です。
何度も書いては添削してもらい、また書いては添削してもらう……というように、知識のある他者からの客観的な評価や指導を何度も得て修正を図ることで、実力を養っていきます。
多くの通信講座は、論文指導に力を入れており、添削通数が200通を超える講座もあるため、論文対策を考えるなら、通信講座の添削サービスを利用しない手はないでしょう。
また、勉強が波に乗らないときであっても、自分で自分を鼓舞しなければならない独学とは違い、通信講座では学習の悩みや相談を受け付けている講座もたくさんあります。
手厚いサポートを受けたい方は、通信講座の受講を検討してみるのがおすすめです。
司法試験予備試験の試験内容や合格率・受験資格
予備試験は、短答式試験・論文式試験・口述試験からなる試験です。
出題範囲が広く、それぞれの試験で出題形式が異なるため、しっかり対策して挑みましょう。
司法試験予備試験の試験内容・合格率
試験日 |
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合格ライン |
※いずれも令和4年度試験参考 |
合格率 |
※いずれも令和4年度試験参考 |
試験内容 |
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願書受付期間 |
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短答式試験は、刑法7科目と一般教養科目から出題され、それぞれの科目で10~15問程度の問題数を配し、1科目30分を目安に解答していきます。
一般教養科目に関しては、40問のなかから20問を選択し90分以内で解答し、論文式試験は、短答式試験の合格者が受験できる試験で、2日間にわたり実施されます。
1科目50点の試験を全部で10科目受け、おおむね240点以上とれれば合格水準です。
口述試験は、論文式試験の合格者が受験できる試験で、設定された2日間の試験日のうち1日は民事実務、もう1日は刑事実務の試験が行われます。
それぞれの試験時間は、15分〜30分程度みておけばいいでしょう。
司法試験予備試験の受験資格
予備試験には受験資格がありません。
学歴や職歴、国籍を問わず、どなたでも受験できる試験です。
司法試験予備試験と似た法律に関連する資格または試験
予備試験と同じように、司法・法律に関漣する資格または試験を5つ紹介します。
受験資格や合格率など、それぞれに特徴が異なります。
資格名または試験名 | 受験資格 | 合格率 |
司法試験 |
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司法書士 |
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行政書士 |
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社会保険労務士 |
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税理士 |
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予備試験の合格を目指す方であれば、その先に見据えるのは司法試験の受験であるはずです。
司法試験の受験資格は、予備試験の合格者または法科大学院の修了者にあたえられます。
その一方、不動産や法人の登記を担う司法書士や、許認可申請書の作成などにかかわる行政書士には受験資格がなく、誰でも受験可能な資格試験です。
社会保険労務士・税理士には、学歴や職歴、保有資格などによる受験資格が定められており、それぞれ細かい区分が設けられているため、受験を検討する場合は事前にしっかり確認しておきましょう。
予備試験のおすすめ通信講座:まとめ
弁護士になるための司法試験予備試験におすすめの通信講座は、以下の6つです。
通信講座 | コース名/料金 | 講義時間 | 合格率/実績 |
アガルート |
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約850時間 |
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スタディング |
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約365時間 | 公表なし |
資格スクエア |
※無料説明会参加で9.9万円オフ |
公表なし | 毎年合格者を多数輩出 2019年度試験では、論文試験1位合格者が資格スクエア生 |
伊藤塾 |
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講義時間+回数:約754時間+132回 |
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LEC東京リーガルマインド |
【スマホで司法試験 S式入門講座】
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約760時間 | 入門講座出身の司法試験合格者が5,182名(1993~2019年) |
Wセミナー(TAC) |
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約303~480時間 | 公表なし |
通信講座ごとに料金や講義時間などが異なります。
あなたのライフスタイルから、勉強にどれくらいの時間を費やせるか、また自分がどんな指導やサポートを必要としているかを考慮のうえ、講座選びをしましょう。
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論文式試験の添削指導を重視したい方には、アガルート・資格スクエア・LEC東京リーガルマインドの1年合格コースをおすすめします。
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