給湯器専門業者が安く交換してくれる理由
給湯器専門業者がメーカーやガス会社等に比べて安い費用で交換できる理由としては以下のような点があげられます。
- 大量に仕入れを行うことによるコストカット
- オンライン活用による人件費・広告費削減
- 施工時期の価格差を利用
そもそも、給湯器専門業者を利用するメリット・デメリットとしては以下のようなものがあります。
メリット | デメリット |
・工事費用が圧倒的に安い ・工事後の保証が充実している ・多くのメーカーと提携しているので、商品の選択肢が豊富 ・オンラインで見積もりができる ・専門家が工事を担当してくれるので相談しやすい |
・業者の数がとても多いので、どの業者を選べばいいのか迷ってしまう ・業者ごとに工事の質や対応が違う |
給湯器専門業者はノーリツやリンナイ、パロマ・パーパスなど、多くのメーカーと提携を結んでいる場合もあり、各メーカーの商品を大量に仕入れ在庫を多く持つことで、工事をする際、給湯器自体の価格を大幅に割引することが可能です。
また、交換業者は店舗を持たず、オンラインで営業しているところもありますが、オンライン営業だと店舗を持つ必要がなくなり、人件費や広告費を削ることができ、その分お客様へのサービス価格を安く抑えることができているのです。
給湯器専門業者と他の業者との費用比較
ここでは以下のような比較を分かりやすくご紹介します。
- メーカーと給湯器専門業者の費用比較
- ガス会社と給湯器専門業者の費用比較
- ホームセンターと給湯器専門業者の費用比較
それでは、各業者や店舗、メーカーにお願いした場合と業者にお願いした場合の費用の差をご紹介します。
メーカーと給湯器専門業者の費用比較
メーカーと給湯器専門業者の給湯器交換にかかる費用を比較すると以下のようになります。
機能 | タイプ | メーカー | 給湯器専門業者 |
暖房機能なしタイプ | 追い炊き機能なし | 17〜20万円 | 5〜15万円 |
追い炊き付エコジョーズ・オートタイプ | 32〜37万円 | 7〜26万円 | |
追い炊き付エコジョーズ・フルオートタイプ | 35〜40万円 | 10〜28万円 | |
暖房機能付タイプ | 追い炊き機能なし | 33〜35万円 | 10〜25万円 |
追い炊き付エコジョーズ・オートタイプ | 41〜43万円 | 13〜30万円 | |
追い炊き付エコジョーズ・フルオートタイプ | 44〜45万円 | 14〜32万円 |
給湯器はサイズ・号数・機能性によってそれぞれ価格が異なりますが、20号のタイプを例にして機能別にご紹介しています。
メーカーの場合、工事の際にかかる費用は交換する商品や依頼する業者によって異なりますが、大体3〜5万円ほどとなっており、上記の金額にプラスして工事費用が追加になります。
そのため、安く抑えても20万円はかかってしまい、機能性の高いものになると最大50万円という高額な費用になってしまいます。
一方で給湯器専門業者に依頼すると、工事費用はさほど安くなりませんが、本体価格が大きく割引されており、業者によって割引率は異なりますが少なくても30〜60%ほど、最大で80%割引をする業者もあります。
また、工事費用をプラスしても、最大で37万円とメーカーに依頼する場合と比べると、差額は13万円にもなり、かなりお得になっているのが分かります。
そもそもメーカーは信頼できる業者ではありますが、費用が高いというデメリットはかなり大きいため、給湯器の交換を行う上でメーカーを選ぶのはあまり得策ではありません。
メーカーのメリット | メーカーのデメリット |
・信頼できる ・依頼時に聞きたいことがあれば詳しく教えてもらえる |
・工事費用が高い ・そのメーカーの給湯器しか選べない ・工事をするのはメーカーではなく、メーカーから依頼を受けた専門業者 |
ちなみに、交換工事の内訳としては以下のようなものがあります。
- 取付工事費
- ガス、給水、給油、追い焚きなどの管と接続の工事費
- 点火試験費用
- 使用していた給湯器の処分、撤去費
- リモコンと給湯器本体の接続費
- 自宅までの出張費
上記は基本的な工事費で、違う型の商品に変更する場合や設置する場所によっては追加で費用がかかる場合もありますが、メーカーに頼む場合も、業者に頼む場合も工事費用にあまり差はありません。
しかし給湯器自体の価格に大きな差があるため、なおかつメーカーの場合、交換工事は別の専門業者が担当するため、自分で選ぶことができない分、工事費用自体の割引率が低くなり、金額が高くなってしまう傾向にあります。
ガス会社と給湯器専門業者の費用比較
ガス会社に関しては明確な費用はWEB上に記載されておりませんでしたが、メーカー同様、給湯器専門業者よりも高額になってしまう傾向にあります。
まずはガス会社に依頼をした場合のメリット・デメリットを確認してみましょう。
メリット | デメリット |
・普段使用しているガス会社なので安心感がある ・連絡先をすぐに確認することができる ・名前が知られている(ブランド力がある) |
・工事にかかる費用が高い ・取り扱っているメーカー、給湯器の種類が限られている ・自宅を訪問しての見積もりが必要なため手間、時間がかかる |
ガス会社というと東京ガスや大阪ガスなどがあり、名前が知られている上に、普段から使用している会社なので安心感がありますが、東京ガスのガス会社に依頼した場合を例に出すと、実際に工事を行ってくれるのは東京ガスではなく、提携会社のライフバルです。
ライフバル(東京ガス)に依頼をした場合、先ほどのメーカー同様、給湯器専門業者の3倍ほどの費用がかかってしまい、その理由が下記になります。
- 東京ガスのネームバリューがあり、価格を下げなくても依頼がある
- 実店舗があるため、人件費がかかっている
そもそも、ガス会社のメイン事業は給湯器交換ではないため、給湯器交換工事にかかる費用を安くしなくても依頼がある、つまりガス会社は工事費用を安くする必要がないのです。
またライフバル(東京ガス)に依頼をした場合は、見積もりのために必ず自宅での状況確認が必要となり、2回は実際に自宅での確認をするため、費用だけでなく手間もかかるのがガス会社に依頼した際のデメリットです。
一方、給湯器専門業者の場合、対象箇所の写真をオンラインで送ることで自宅の状況を確認できるシステムを取り入れている業者や、自宅を訪れての見積が1度で済む業者がほとんどです。
費用を抑え、手間も減らしたい方は、慌ててガス会社に連絡する前に、1度給湯器専門業者などを調べてみた方がいいでしょう。
ホームセンターと給湯器専門業者の費用比較
ホームセンターに関してはメーカー、ガス会社同様に給湯器専門業者と比較すると給湯器交換にかかる費用は高額になってしまう傾向にあります。
ホームセンターに依頼した場合のメリット・デメリットを確認します。
メリット | デメリット |
・自宅近くのホームセンターに依頼するので安心感がある ・店舗で直接相談できるので質問しやすい |
・工事費用が高い ・契約を店舗でしなければならない ・給湯器の専門家ではない ・自宅を訪問しての見積もりが必要なので手間、時間がかかる |
ホームセンターというと「ビバホーム」や「カインズホーム」などがありますが、こういったホームセンターに交換依頼をする場合はメーカー、ガス会社同様給湯器自体の割引があまりなく交換費用が高くかかります。
また、ホームセンターに交換依頼をした場合も、実際に自宅に来て現地調査を行う必要があり、給湯器専門業者のように、オンラインで見積もりをするシステムがないため、依頼をする際には店舗に行くか、電話をしなければなりません。
そして、工事依頼することを決めてからは店頭での契約が必要になるので、再度お店に出向く必要があります。
ホームセンターも実店舗を持っているため人件費がかかり、実際自宅を訪問しての現地調査などに費用がかかるため、その結果、交換費用も高くなってしまうのです。
それ以外にもホームセンターに交換依頼をした場合、保証にもお金がかかる場合があります。
▼カインズホーム・ガス給湯器保証
- サポート年数5年:5,200円
- サポート年数8年:9,800円
- サポート年数10年:18,000円
ホームセンターの場合、お店によって保証にかかる費用は異なりますが、給湯器専門業者の多くは、無料で10年保証がついているものが多いため、その部分でも費用に差が出てきます。
過度に安い給湯器専門業者には注意
過度に安い給湯器専門業者の場合、その業者が悪徳業者である可能性があり、以下に当てはまるような業者には注意しましょう。
- 価格があまりにも安すぎる
- 工事を急かしてくる
- 過度な連絡や営業がある
- 料金形態が分かりにくい
- 従業員の対応が不親切
安すぎる業者に依頼した場合、交換した給湯器が不良品だった、工事自体が丁寧ではないなどトラブルが発生する可能性があります。
逆に、安全な給湯器専門業者を選ぶ際のポイントは以下になります。
- 過去に工事実績がある
- ホームページがあり、過去に依頼した方の口コミなどが書かれている
- ある程度名前の知られている業者である
- 工事後の保証が充実している
- 料金形態が分かりやすく表記されている
- 対応してくれる従業員が親切か
次におすすめの給湯器専門業者をご紹介しますので、選ぶ際の参考にしてみてください。
【イースマイル】
引用元:イースマイル
対応エリア:全国対応
保証期間・保証費用:最長で商品保証10年・工事12年
工事実績:120万件以上の工事実績あり
スピード対応:あり
【キンライサー】
引用元:キンライサー
対応エリア:全国対応
保証期間・保証費用:商品・工事10年保証が無料
工事実績:100,000件以上の工事実績あり
スピード対応:あり
【ほっとハウス】
引用元:ほっとハウス
対応エリア:関東・関西・東海
保証期間・保証費用:商品7年・工事2年保証あり
工事実績:40000件以上の工事実績あり
スピード対応:あり
その他の給湯器専門業者に関してもこちらでご紹介していますので参考にしてみてください。
>水まわりのレスキューガイドがおすすめする給湯器交換・修理業者はこちら
安さも大事だが、第1は信頼できる業者に依頼すること!
給湯器専門業者は、メーカーから在庫を大量に仕入れたり実店舗を持たない営業をすることで、交換工事の費用を安く設定しています。交換時の費用を抑えたいというかたは、ぜひチェックしてみてください。
しかしあまりに安い業者を選んでしまうと、不良品を扱っていたり、欠陥工事を行っていたりする悪徳業者である可能性があるので注意しましょう。
まとめ
給湯器専門業者はメーカー・ガス会社・ホームセンターと比較して交換費用が安いことが分かりましたね。
メーカーやガス会社は普段使用している、名前が知られているなどの理由から安心感があり依頼しやすいかと思います。
しかしその分交換工事の際に割引などがないことをしっかり把握しておくことが大切です。
交換業者を選ぶ際には価格だけでなく、過去の工事実績や、実際に利用されたかたの口コミなどを確認し信頼できる業者を選びましょう。
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