愛犬家なら「犬の気持ちが知りたい」と思いますよね。犬は、言葉が話せなくても、行動やしぐさで伝えているといいます。それぞれにどんな意味があるのか知ることで、飼い主がしてあげられることもあるのではないでしょうか。

今回は平岡動物病院の獣医師・荒木貴裕先生に犬の行動やしぐさについて、教えていただきました。

■飼い主の顔や手、足を舐める理由は?

犬が舐めるという行動は飼い主に対するコミュニケーション方法の一つです。犬の祖先にあたるオオカミにも同様にあるとされています。舐めるという行為自体は愛情表現や信頼、要求、服従、嫌なことをやめてほしい拒否なども表現しています。

飼い主の顔や手を舐める場合は主に愛情表現、服従、おやつなどを欲しい欲求を、足を舐める場合は飼い主の匂いの確認やコミュニケーションを取りたい場合に一番舐めやすい所だと言われています。そのため愛犬が舐めてきたら状況によっても違いますが、愛情表現の一つなので優しく話しかけて撫でてあげてください。

監修ドクター:獣医師・荒木貴裕先生

札幌市清田区の平岡動物病院の院長。主に呼吸器、整形、眼科、歯科の外科とエキゾチックアニマル診療を中心に力を入れている。趣味は娘と遊ぶこと。


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