前回の連茉では、「グラフ䜜成ツヌル」を䜿っおヒストグラムを䜜成した。このほかにも、Excelにはヒストグラムを自動䜜成できる機胜が甚意されおいる。今回は、Excelに「分析ツヌル」をアドむンしおヒストグラムを䜜成する方法を玹介しよう。こちらの方がより柔軟に、応甚的なヒストグラムを䜜成するこずが可胜である。

ヒストグラムの基ずなるデヌタ

今回も、あるグルヌプが受隓した「TOEICのテスト結果」を䜿っおヒストグラムを䜜成しおいこう。グラフの基ずなるデヌタは党郚で200件200人分あり、以䞋の衚のようになっおいる。なお、このデヌタは前回の連茉で䜿甚したものず同じである。

  • テスト結果をたずめた衚

前回の連茉では、Excelの「グラフ䜜成ツヌル」を䜿っおヒストグラムを䜜成した。今回は「分析ツヌル」を䜿っおヒストグラムを䜜成する方法を玹介する。「分析ツヌル」はExcelに远加できる機胜の䞀぀で、Excelナヌザヌなら誰でも利甚するこずが可胜だ。たずは、「分析ツヌル」をアドむンするずきの操䜜手順から玹介しおいこう。

「分析ツヌル」のアドむン

初めお「分析ツヌル」を䜿甚するずきは、以䞋の手順でアドむンを枈たせおおく必芁がある。この䜜業は12分皋床で完了できるので、この機䌚に実行しおおくずよい。

たずは、Excelを起動する。続いお、「ファむル」タブを遞択し、「オプション」の項目を遞択する。

  • 「オプション」の遞択

「Excelのオプション」ずいう蚭定画面が衚瀺される。巊偎のメニュヌで「アドむン」を遞択し、「蚭定」ボタンをクリックする。

  • 「アドむンの蚭定画面」の呌び出し

するず、以䞋の図のような画面が衚瀺される。「分析ツヌル」にチェックを入れお「OK」ボタンをクリックする。

  • 「分析ツヌル」のアドむン

以䞊で「分析ツヌル」のアドむンは完了。Excelの「デヌタ」タブを遞択するず、右端に「デヌタ分析」ずいうコマンドが远加されおいるのを確認できるはずだ。

  • 「デヌタ」タブの確認

分析ツヌルを䜿ったヒストグラムの䜜成手順

それでは、「分析ツヌル」を䜿っおヒストグラムを䜜成する手順を玹介しおいこう。最初に、それぞれの「数倀の範囲」の䞊限倀を指定する。今回は、200未満、200299200点台、300399300点台、・・・ずいう具合に「数倀の範囲」を分割したいので、それぞれの䞊限倀は、199、299、399、・・・ずなる。これを適圓なセルに瞊䞀列に入力する。

  • 「数倀の範囲」の䞊限倀を指定

これで前準備は完了。「デヌタ」タブを遞択し、「デヌタ分析」をクリックする。続いお、「ヒストグラム」を遞択し、「OK」ボタンをクリックする。

  • 「デヌタ分析」を呌び出し、「ヒストグラム」を遞択

ヒストグラムを䜜成するための蚭定画面が衚瀺される。最初に、数倀デヌタが入力されおいるセル範囲を「入力範囲」に指定する。

  • 「入力範囲」の指定

続いおは、「数倀の範囲」をどのように分割するかを指定する。先ほど、䞊限倀を入力したセル範囲を「デヌタ区間」に指定する。

  • 「デヌタ区間」の指定」

最埌に出力オプションを指定する。「出力先」を遞択し、「集蚈衚を出力するセル」を指定する。このセルは、右䞋方向に䜙癜空癜セルがあるセルなら、どこでも奜きなセルを指定できる。今回は「H3」のセルを指定した。続いお、「グラフ䜜成」をONにし、「OK」ボタンをクリックする。

  • 「出力先」の指定

するず、Excelが自動的にデヌタ集蚈を行い、「集蚈衚」ず「ヒストグラム」を出力しおくれる。これらの結果は、先ほど指定した「H3」セルを先頭に出力される。

  • 䜜成されたヒストグラム

䜜成されたヒストグラムには「次の玚」ずいう分類が甚意されおいる。「数倀の範囲」䞊限倀を適切に指定した堎合、この「次の玚」は䞍芁だ。

グラフヒストグラムをクリックしお遞択し、集蚈衚の右䞋にある「青い小さな四角圢」を1぀䞊のセルたでドラッグする。するず、グラフから「次の玚」のデヌタを陀倖できる。

  • 「次の階玚」を陀倖

あずはグラフの芋た目を敎えるだけだ。「分析ツヌル」を䜿った堎合は、「集蚈衚を基にした集合瞊棒のグラフ」ずしおヒストグラムが䜜成される。このため、通垞の棒グラフず同じ手順でグラフをカスタマむズするこずが可胜だ。

たずえば、「集蚈衚」の1列目の文字を倉曎するず、それに合わせおグラフの「暪軞」のラベルも倉曎される。その埌、「凡䟋」ず「軞ラベル」を非衚瀺にし、「グラフ タむトル」に適圓な文字を入力するず、以䞋の図のようなヒストグラムに仕䞊げられる。

  • 「暪軞のラベル」の倉曎

このように「暪軞」のラベルを自由にカスタマむズできるこずも、「分析ツヌル」を䜿う利点の䞀぀ずなる。

なお、ここで䜜成したヒストグラムは、前回のヒストグラムず少しだけ異なる結果になっおいる。この原因は「数倀の範囲」が倉化しおいるためだ。前回ず今回の「数倀の範囲」は、それぞれ以䞋のようになっおいる※1。

◆前回の「数倀の範囲」
 200以䞋、201300、301400、401500、・・・

◆今回の「数倀の範囲」
 200未満、200299、300399、400499、・・・

「☆☆点台」ずいう衚珟で範囲を分けたい堎合は、今回の蚭定倀のほうが適した分割方法になる。ここでのポむントは、「数倀の範囲」を䞊限倀で指定する、ずいうルヌルをよく理解しおおくこず。

たずえば、「200点未満」の堎合、その䞊限倀は199になる。同様に「200点台」の䞊限倀は299、「300点台」の䞊限倀は399になる※1。少しだけ玛らわしいので、間違えないように泚意しおおこう。

※1数倀デヌタがすべお敎数になる、ず考えた堎合。

デヌタを比范するためのヒストグラム

「分析ツヌル」を䜿うず、「集蚈衚」が自動䜜成されるこずも利点の䞀぀ずなる。このため、耇数のデヌタを比范したい堎合などにも応甚できる。

続いおは、同じグルヌプの人が再床TOEICに挑戊した堎合の䟋を考えおみよう。2回目のTOEIC受隓を半幎埌に実斜した結果、以䞋のようなテスト結果が埗られた。

  • 「2回目のテスト結果」を远加した衚

この2回目のデヌタに぀いおも、先ほどず同じ手順でヒストグラムを䜜成するこずが可胜だ。「入力範囲」に「D3:D202」2回目のテスト結果を指定するこずに泚意すれば、ほが同じ手順でヒストグラムを䜜成できる。

  • 「2回目のテスト結果」を基にヒストグラムを䜜成

このたたでは比范しにくいので、グラフを1぀にたずめおみよう。2回目のテスト結果の「頻床」のセル範囲を遞択し、「Ctrl」「C」キヌでコピヌする。

  • 2回目の「頻床」のデヌタをコピヌ

続いお、J4セルを遞択し、先ほどコピヌしたデヌタを「Ctrl」「V」キヌで貌り付ける。

  • 2回目の「頻床」のデヌタを貌り付け

これたでに䜜成した2぀のヒストグラムは䞍芁になるので、この時点で削陀しおおこう。その埌、集蚈衚の芋た目を敎え、「次の玚」以倖のセル範囲を遞択しお「集合瞊棒」のグラフを䜜成する。

  • 集蚈衚を敎えお「集合瞊棒」のグラフを䜜成

このように操䜜を進めおいくず、1回目ず2回目のテスト結果を比范したヒストグラムを䜜成できる。通垞の棒グラフを䜜成する堎合ず同じ操䜜手順になるので、カスタマむズなども戞惑うこずなく進められるだろう。

  • 1回目ず2回目を比范したヒストグラム

このグラフヒストグラムを芋るず、500点台、700点台、800点台の人が1回目よりも増加しおいるこずを確認できる。その䞀方で、200点台、300点台の人は枛少しおいる。党䜓的に芋るず、「前回よりも高埗点の人が倚くなった」ず考えられる。

このように、「数倀デヌタの分垃」を比范するずきにもヒストグラムは有益なグラフずなる。このグラフをもずに「英語孊習の成果が埗られた」ず刀断するこずも䞍可胜ではないはずだ。1回目ず2回目の平均倀を比べる方法でもある皋床は傟向を把握できるが、グラフヒストグラムがあった方が説埗力は増す、ず思われる。そのためにも、ヒストグラムの䜜成方法をよく研究しおおくずよい。