PSGに完全移籍したドロ・フェルナンデス [写真]=Getty Images

 バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、U-18スペイン代表MFドロ・フェルナンデスのパリ・サンジェルマン(PSG)移籍について言及した。27日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

 現在18歳のドロは、スペイン人の父とフィリピン人の母を持つMF。2022年にバルセロナのカンテラに入団し、昨年夏のアジアツアーではヴィッセル神戸との親善試合で得点を記録した。昨年9月には17歳の若さでトップチームデビューを飾り、ここまで公式戦通算5試合に出場。“ラ・マシア”の注目株として、将来的な主力定着が期待されていた。

 そんなドロだが、27日にPSGへの完全移籍加入が発表。契約期間は2030年6月30日までとなっており、背番号は「27」に決定した。なお、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、PSGがバルセロナの設定していた契約解除金600万ユーロ(約11億円)を上回る820万ユーロ(約15億円)を支払ったと報じている。

 今回の移籍により、若き逸材が流出することとなったバルセロナ。スペインの『カタルーニャ・ラジオ』に出演したラポルタ会長はドロの退団について、「非常に不快な状況だった」と口に。「彼が18歳になったときの解決策では、別の方向で合意に達していたため、この件は驚きだった。彼の代理人から、その合意を履行できないと言われた」と裏側を明かした。

 なお、PSGは今回の補強について、「若さと才能に強く重点を置くクラブのスポーツ戦略に完全に沿ったものだ」と主張。ドロ自身も移籍を「大きな誇りの瞬間」と表現しつつ、PSGについて「子どもの頃から追いかけてきた偉大なクラブで、多くのレジェンドが歴史を刻んできた場所」と語っている。