イトーキは5月24日、「首都圏ハイブリッドワーカー調査」の結果を発表した。調査は2022年10月、東京23区の企業(従業員100名以上)に勤務し、週1回以上ハイブリッドワークを実施するオフィスワーカー2,000名を対象にインターネットで行われた。
同調査における「ハイブリッドワーカー」とは、週に1回以上オフィス勤務とリモートワークを組み合わせて働くワーカーを指す。
首都圏のハイブリッドワーカーに対し、週あたり何時間Web会議をしているかを聞いたところ、週平均6.5時間、会議の82%がWebで実施されており、また、直近1ヶ月で参加したWeb会議の8割近くが「定例会議」(77.2%)であることが明らかに。
そこで、Web会議で不便・不満を感じる点について質問したところ、1位は「途切れや遅延などの通信品質」で38.9%。次いで「相手のカメラがオフで、反応/表情がわからない」(32.6%)、「周囲の雑音が気になる」(28.4%)、「資料共有時に相手の反応/表情がわからない」(27.7%)が上位にあがった。
次に、Web会議で自身のカメラの基本設定を教えてもらったところ、「どんな時もカメラはオフにしている」人が19.6%、「基本はカメラをオフで時々オンにしている」人が42.5%と、62.1%の人が「基本的にオフ」にしていることが明らかに。
カメラをオフにしている理由を聞くと、「顔を映さずとも問題ないため」(49.8%)が半数を占める結果に。Web会議の不便・不満な点として、3割超の人が「相手のカメラがオフで、反応/表情がわからない」と回答した一方で、自身のカメラについては「オンにしなくても問題な」いと考える人が約5割と、ギャップがあることがわかった。
さらに、自分以外の参加者のカメラ・オフに対する不便や不満について質問したところ、57.1%が「不便・不満を感じている」と回答。不便・不満に感じている理由を聞くと、1位「相手の顔を見て話したい」(26.6%)、2位「一方的な説明の雰囲気になり 会話や議論がしにくい」(26.5%)、3位「相手の表情が見えず 発言がしづらい」(24.8%)となり、参加者の顔を見て自然に話せるWeb会議環境へのニーズがあることがうかがえる結果となった。