ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)は、「Yahoo!検索」で"動物虐待"や"動物虐待+都道府県名"で検索すると、地域ごとの通報先を検索結果画面に掲出する「動物虐待通報検索」を6月1日より開始した。
また、動物福祉に取り組むクリステル・ヴィ・アンサンブル(以下、CVE)が立ち上げた動物虐待防止の啓発・支援に関する新プロジェクト「Animal SOSプロジェクト~Save One’s Smile 虐待のない世界~」とともに動物虐待に対応できる獣医師の育成などを目的にする募金窓口も設置している。
警察庁の発表によると、2020年に動物愛護法違反で摘発した事件は102件、逮捕・書類送検は117人と、2019年の105件に次いで過去10年間で2番目に多い事件数だという。動物愛護の認知の高まりを受けて通報者が増加する一方で、多くの動物がいまだに虐待に苦しむ実態も示唆している。
そのような状況を受け「Yahoo!検索」はCVEと連携して、"動物虐待"や"動物虐待+都道府県名"で検索するだけで、ユーザーがどこに通報をしたらよいかわかるように、検索結果の上部に通報先を掲出する取り組みを開始した。
また"動物虐待+市町村名"で検索すると、市町村ごとのの通報先を検索結果に表示する取り組みも近日中に開始する予定。これにより、動物たちを救い、人と安心して共生するための一助となることを目指すとのこと。
またYahoo! JAPANは、CVEとともに、インターネット募金サービス「Yahoo!ネット募金」にて、募金窓口を開設。この募金は、現場で動物虐待に対応できる行政獣医師を含む獣医師の育成、虐待対応を行う動物虐待専門家への支援を目的としている。本募金は、クレジットカードで100円から、または、Tポイントを使って1ポイントから寄付が可能。