Applied Materials(AMAT)は3月29日(米国時間)、KOKUSAI ELECTRICの株式購入に関するKKR(KKR HKE Investment)との修正契約について、中国規制当局からの承認が適時下りたとの確認が得られなかったことから、2021年3月19日付で契約解除に至ったことを発表した。

当局による承認が適時下りたという確認を、契約解除料の支払期限である2021年3月26日より前にAMATが受け取っていないため、取り決めに基づき、AMATは契約が終了したとみなされKKRに契約解除料1億5400万ドルをキャッシュで支払うこととなる。

なお、これを受けて、AMATの社長兼CEOゲイリー・E・ディッカーソン氏は、「契約締結に至らなかったことは残念ですが、AMATの将来見通しはかつてなく良好です。AMATの技術革新が半導体メーカーやディスプレイメーカーのロードマップの実現を加速させ、今後も技術の優位性を拡げ、利益ある成長を促し、株主の皆様に魅力あるキャッシュリターンを実現する格好の機会に恵まれています」とコメントを出している。