北里研究所は、寄生虫感染症薬として知られる「イベルメクチン」の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する適応追加を目指した医師主導治験を開始すると発表した。

イベルメクチンはノーベル賞受賞者で同研究所の特別栄誉教授である大村智氏らが発見した薬剤で、これまで各種のウイルスに対する抗ウイルス作用が示されてきたほか、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するin vitroでの増殖抑制効果も確認されたことから、医師主導治験の実施準備が進められてきたという。

なお、今回の治験は、イベルメクチンの新型コロナ患者に対する有効性ならびに安全性を検討することを目的に実施されるもの。実施予定被験者数は20歳以上の新型コロナ感染者240名で、2021年3月31日を終了予定日としている。